私の般若心經

出会いは６年前の８月２１日でした。お寺の行事の施食会の時、

方丈様にお願いして、写経のお手本を一巻戴きました。

半紙一枚に毛筆で「般若心經」が書かれたものでした。この日以来「般若心經」

の写経は続いています。一日欠かさず書くのではなく、書かない日もあり、

二三巻書く日もあるといったごく自然体で始めました。これが良かったのでした。

今日で２，４５８巻を今書き終わったところです。自然体で始めたから

長く継続できたのでした。今では完全に私の生活の一部となっています。

実践することで、一切苦から救われ、守られ安らぎが得られるのです。

自分では「写経の功徳」などはとりわけ意識していません。しかし、長い間

苦しんだ胃腸も知らぬ間に快癒しました。

ついこの間、脳梗塞で倒れ救急車で運ばれた我が身ですが退院後も順調な

回復ぶりでまわりの人達を驚かせています。

心身共に後遺症がなかったのです。全くの無傷でした。入院中にもノートに

ぺんで写経していたので「般若心經に守られたのだ」と周囲の噂にあがりました。

実に嬉しい噂でした。

また、私は別の角度から、「般若心經」と深く結ばれていることが一つあります。

趣味の一つに「魔方陣」をやっていますが、

方陣と「般若心經」を結びつけた「般若心經の魔方陣」を昨秋作って発表していた

のでした。「心華７２方陣」というタイトルの魔方陣です。私には小さな

こんなことでも守られているのです。「般若心經の魔方陣」は稿を改め述べます。

今後も「般若心經」の体験を通して、私なりに伝え、小さな輪を広げていけば良い

と思っています。生活に密着した身近なもの、これが私の「般若心經」なのです。