703 ~NAOMI’s Room~

2015 鳥取 一人旅

今年の夏旅は、二泊三日で鳥取へ。

小学生くらいの頃に家族で行ったことがあるけれど
ほぼ記憶がないので、

今回はお財布的にも近場の旅にしようという理由で、
毎度のこと、急遽プランを立てた。

期間は短かったけれど、
今回は現地の交通機関をフル活用して、色々な場所を観光できたので、
すごく充実した楽しい旅になったな。

ーーーーーー

一日目/8月22日(土)

前日に飲み会の予定があったため、
念のため少しゆっくりめのバスを予約。
(深酒したため、ほんと正解だった!)

11:10 梅田ー14:03 JR鳥取駅前
(高速バス¥3,700)


あっという間に鳥取到着。


最初は鳥取市内散策を予定していたんだけど、急遽予定を変更して、
ローカル線「若桜鉄道」でノスタルジックな鉄道時間。
(一日フリー乗車券¥760)


郡家(こおげ)駅から若桜駅の区間は、
駅数9駅、往復約1時間。
各駅では、手づくりのカカシに出合える。





長閑な田園風景を眺めたり、のんびりゆったり心が和む。

『男はつらいよ』のロケ地になった駅には「寅さんカカシ」もいた。

終着駅の若桜駅。こういうの、いいなぁ。







16時頃~鳥取タウンを散策

一番行きたかった「鳥取民藝美術館」

鳥取は、医師の吉田璋也(1898-1972)が広めた民藝運動に力を入れているらしい。
日々の暮らしで使われる日用品に「美」を見出して活用するというもの。

「鳥取民藝美術館」の隣には、「鳥取たくみ工芸店」、その隣には「鳥取たくみ割烹店」。
土蔵づくりの3店舗が軒を並べていて、“民芸コーナー”と呼ばれているらしい。




左から、「鳥取民藝美術館」「鳥取たくみ工芸店」「鳥取たくみ割烹店」。


器などの民芸品を「鑑賞して」「買って」「実際に使う」という
一連の流れが、この民芸コーナーで実現する。


「鳥取民藝美術館」も、吉田璋也自らが設計している。



中には、国内・海外で収集した民芸品が展示されていて、とても素敵だった。

さらに2階は心から落ち着く素晴しい空間。
床がギシギシと鳴って趣があった。

「想いノート」という訪問者が一筆残せるノートが用意してあり、
私も一筆記してきた。全国各地から訪れたみんなの言葉を読むのもおもしろかった。


その後、町を散策していると、
「荒木神社」という神社で偶然イベントのようなものに遭遇!

「居合」をやってた!!!!初めて観て感動した。


その後も19時頃まで町をひたすら散策。

センスの良い書店や、




なぜか動物園のような空間がある無料の「真行寺公園」




神戸の栄町のようなレトロなビルも発見!






町歩きは楽しいなぁ。





大きなひまわりにも出合った。







19時~今晩の宿「常天」さん




お寿司屋さんがやっている創業約80年の老舗の旅館で、
もんのすごく雰囲気が良い。

好きだわ~こんな宿。




奮発して、夕飯はカウンターでお寿司が食べられるプランを予約。


(HP引用)


薪を使い羽釜でシャリを炊いてるらしく、
少しモチっとしたシャリがおいしい!!



地元の魚介などを出してくれて、地酒も堪能!!!
うま~い!!!



おやっさんとおかみさんとおしゃべりしながら、
鳥取のこと、色々教えてもらってすごく良い時間だった。





お風呂は共同のものがあるんだけど、
近くに銭湯があるらしく、そりゃ行きますとも。




昔ながらのお風呂屋さん。

広くて、いい湯だったなぁ~。


おふとんで、おやすみ。




ーーーーーー

二日目/8月23日(日)

7時半に朝食を用意してもらった。



昨晩、お寿司で食べたハタハタも焼いてくれて、
かわいかったし、おいしかった~!!




朝日が気持ち良い。






8:30 宿出発

よ~し快晴!

近くにはこんな広場もあった。





今日は、麒麟獅子バスをフル活用して、
弾丸で色々な場所を回る、と決めていた。




想像以上に、盛りだくさんな二日目になったな。


まずは、いざ、鳥取砂丘!!!


9:15 JR鳥取駅ー9:50 鳥取砂丘
(麒麟獅子バス一日乗車券¥600)



9:50 鳥取砂丘




バスから降りて、階段を登ると・・・




うわーーーーーーーーーーーー!!!

さきゅうーーーーーーーーーーーー!!!!!





思わず声が出るほど、雄大な景観。

もう何も考えることなく、
ただ、すばらしいの一言。



突然、日本じゃないみたい。

砂に足をとられながらも、正面の丘を目指す。



10万年の歳月の中で積み上げられた
「砂の丘」は思った以上に傾斜が急で、登るのしんどい。。

果たして私は、20年前も、こんなにハーハー言ってたのだろうか。

管理人のおじさんに写真を頼んだりしながら、
やっとのことで坂を登りきると・・・




海ーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!



きれい!!!!!!!!!!!!



ほんと、鳥取砂丘って、すごいな。

砂はさらさら。




あまりにも良い景色なので、
丘のてっぺんに座って、しばらくぼ~っとしていた。



お客さんみんな、目がキラキラしていたな。



ずっとココにいたい気分だった。




入口までも戻り、梨ソフトを食べながら、徒歩で、次の目的地へ。





11:30 鳥取砂丘 砂の美術館

世界トップクラスの砂像を、
毎回テーマを変えて展示する世界初の砂像専用屋内美術館。

今年のテーマは「ドイツ」。




世界各国からアーティストを招いて、
つくられた砂像は、本当に圧巻!!!






館内に設置されたビデオルームでは、アーティストが、
「鳥取砂丘の砂はやわらかくて、像をつくるのにとても良い砂だ」と話していた。


しばらく美術館に滞在し、
麒麟獅子バスに乗り込んで次の目的地へ。


12:15 鳥取港



空がぱーっと開けていて、開放的な海沿いを散歩。


港は、いいな。


海岸につながれた漁船が、ゆらゆら揺れていて、
漁師さんの仕事を身近に感じられる。



それに海も空も真っ青で、サングラスをかけないと目が開けられないくらい。



少し歩くと、
地元の野菜や魚介類を販売している大きな市場があった。

野菜がすごく新鮮で、とにかく安くて、
旅行中じゃなかったら絶対買いたいものがたくさんあったけど、

「ミニトマト」を¥100で購入。
ものすごく粒が大きくて、真っ赤でおいしそう。



バスを待ちながら、そのトマトをさっそくおやつ代わりに食べた。
とっても甘くておいしかった~。




13:15 湖山池ナチュラルガーデン



絶対行きたかった場所。
湖山池のほとりに、地元の山野草が育てられている。



「ナチュラルガーデン」っていうのは、
植物が本来持っている自然の力を生かすための工夫がしてあるお庭のことだそう。



けっこうヘンピな場所にあるからだろうか。
入場無料なのに誰一人観光客がいなくて、最高だった。

のんびり湖畔に座って水の音を感じたり、
サギやカモ、美しい緑やお花に囲まれて癒されたなぁ。



心に残る時間だった。



ここまで、麒麟獅子バスを最大限活用して鳥取駅へ戻り、
今晩の宿がある倉吉へ移動。



14:35 JR鳥取駅ー15:45 JR倉吉駅
(JR山陰本線・米子行¥670)


約1時間の列車旅。

倉吉駅に到着!




倉吉は明日、散策する予定だったので、
今日の残りの時間は、「三朝(みささ)温泉」へ出向くことにした。

今日は、めちゃくちゃ動いている。



16:35 JR倉吉駅ー16:59 三朝温泉
(日の丸自動車バス¥470)



17:00 三朝(みささ)温泉



三朝川の両岸にレトロな温泉宿が建ち並ぶ温泉街。
町はこじんまりとしていて、町歩きには最適!!




「かじか橋」には、足湯があって誰でも入れるんだけど、
湯がとにかく熱くて、2秒も浸けてられなかった(笑)





でも景色は最高だったな。

美しい町のシンボル「三朝橋」。



浴衣姿の温泉客が、風情あるなぁ。

その後も足湯を発見し、
合計3回も無料で足湯を堪能。



浸かりながら、加古川出身のおばちゃんと世間話もした。
歩き疲れた足が、少し軽くなった気がした。



暗くなってきたので、倉吉のビジネスホテルへ戻ろうか。





19:05 三朝温泉ー19:28 JR倉吉駅
(日の丸自動車バス¥470)



今晩のビジネスホテルにチェックイン!



素泊まり¥3,900申し分なし!

夜は、ホテルの近くの「ごっつぉラーメン」でご当地ラーメン!



ラーメンは、昨年岐阜旅行に行った時以来。
鳥取は、牛骨ラーメン。あっさりでうま~~~!


この日は、ものすごく歩いて疲れたので、12時には就寝。




ーーーーーー
三日目(最終日)/8月24日(月)

有給休暇をとっての旅、最終日。

9時前にはホテルを出て、予定通り倉吉散策。

9:05 JR倉吉駅ー9:17 赤瓦・白壁土蔵
(路線バス¥230)



9:20 倉吉/赤瓦・白壁土蔵



倉吉の赤瓦・白壁土蔵地域一帯は、
玉川沿いに江戸・明治時代に建てられた土蔵がたくさん残っていて、

国の重要伝統的建築物群保存地区に指定されている。

現在は、土蔵がショップやカフェとして改装・活用されていて、
歴史的な景観が楽しめる観光エリアになっている。





倉吉は、すごく好きな場所になった。
鳥取砂丘以上に、思い出に残っているな。


観たかった水路。



水が綺麗で、鯉も気持ち良さそうに泳いでた。


観光案内所は、ラムネ工場を改装した建物で趣たっぷり!
しかもコインロッカーは無料!




焼けてしまった建物を活用して防災センターの役割を担っている
「くら用心」



日本の建築って、ほんとにすてきだなぁ。




こんな小路には、赤い灯籠も。



それに、この路地の先にある大連寺には、

大阪の淀屋橋をつくった日本一の大商人「淀屋」と
関係が深かった淀屋清衛兵の墓もあるのだそう。


倉吉淀屋





倉吉の商家建物の中で現存する最古の町家建物。
「淀屋」の屋号を称する牧田家は、
淀屋清衛兵とも関係があったとか?



一番おもしろかったのは、豊田家住宅




江戸時代から呉服屋を営んでいた商家の家屋で、国登録有形文化財指定。


二階建ての母屋から中庭を挟んで、二階建ての離れがある。

管理人?のおじさんがすごく詳しく説明してくれて、
とても勉強になった。

派手ではないけれど、
この建具のように、こんなに細部が精巧につくられているのは珍しいのだそう。



太鼓橋を渡る中庭。風情ある。



こんな中庭があるお家に住めたら幸せだなぁ。



離れには、丸窓の明り取りが良い趣を醸してる。







お昼になったので、食べようと決めていた
土蔵蕎麦



二段で一人前の割子風そば。
おそばも、そば湯も本格的で最高だった。




バスの時間もあるし、
そろそろ、鳥取に戻らなきゃな。


13:45 赤瓦・白壁土蔵ー13:57 JR倉吉駅
(路線バス¥230)


つづいて

14:11 JR倉吉駅ー15:12 JR鳥取駅
(JR山陰本線¥670)



鳥取タウンに戻り、
欲しかった牛ノ戸焼の箸置きを購入。

↓コレ


(HP/garitto引用)



帰りのバス。

16:40 JR鳥取駅前ー20:05 難波OCAT
(高速バス¥3,700)





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旅の終り。


今回も、盛りだくさんでとても有意義な時間を過ごすことができた。
たくさん歩いて、見て、観て、聞いて、聴いて、
感じて。

ノースリーブの袖通りに綺麗に日焼けしたなぁ。

冬の旅も良いけれど、やっぱり夏の旅は
「旅」!という気持ちが強くて良い。

暑い中、リュックを背負って汗をかいて、
好きな場所に気ままに出かけて、
充実しているなぁ。と嬉しくなる。


どんなに環境が変わっても、歳をとっても、
いつまでも、私は、こういう時間を大切にしたい。

一番自分らしくいられる時間だと思う。






旅の一言。
「知らない町を歩いてみたい/永六輔」

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