10月2日、伊豆半島の仁科峠から仁科川沿いを松崎港へ向けて下って行ったところ、右カーブでミキサー車との交差で、砂利に乗り上げスリップダウンしました。
私自身は、右足くるぶし付近と右鎖骨を骨折しました。外科医の見立てでは、鎖骨については複数回骨折しているのと、私の年齢を考えると、今回の骨折については、大がかりな手術が必要で、骨がくっつかない可能性と、手術による影響で肩の筋肉が萎縮してしまい、右腕がまともに動かなくなる恐れがあるため、手術は勧めないとのことです。現在は鎖骨は骨折したままの状態で、リハビリしています。
私の年齢は1960年生まれの50歳です。二輪車(KAWASAKI ZX-12R)は、重量級(1200cc)のバイクで、速度は50km~60kmぐらいでした。私は16歳で二輪免許を取得して以来今日まで、34年間乗り込んできましたが、25年前の転倒を最後に、以降転倒や事故はありませんでした。このたび、転倒してみて痛感したのは、昔であれば砂利だまりでのスリップをコントロールして、被害を最小限にできただろうし、たとえ50km~60kmの速度であれば、転倒したとしても、たいのかわし方で擦り傷程度であったろうし、万が一骨折したとしても、即座に完治したと思います。
しかし現実問題、この年になっても二十歳前後のつもりで運転していました。これが最悪の勘違いでした。しかも、最近の風潮で、おやじライダーという言葉を聞くにつけても、自分とはまったく関係のない言語だと思っていました。
今回の転倒をきっかけに、50歳の自分がバイクはいつまで乗れるのか、何歳まで生きるのか、考えるようになりました。私は3年前に父親を75歳で、がんでなくしています。遺伝子的に考えれば、可能性として私の寿命はあと25年です。残りのバイクライフと人生を考えなおしてみたいと思います。