3日分のスバル弄り作業内容です。
右リヤジャッキポイント周辺と、右リヤフェンダー内側のサビ穴ふさぎが終了しました。
ここのところ、ずっと左リヤフェンダーばかり攻めていたのですが、先日、後輩がサビトリ手伝いにきてくれて、右リヤジャッキポイント周辺と、右リヤフェンダー内部を、綺麗に錆び取りしてくれました。
せっかく綺麗な鉄が露出しているので、この湿気で錆びが再発する前に、その部分を先に処置することにしました。
7月24日の作業
作業時間2時間ほどです。
まずは後輩が綺麗にしてくれた箇所です。
右リヤフェンダー内側のサビ穴です。
本当はパネル合わせ面を隠すように鉄板が貼られているのですが、私のR-2はパテてんこ盛りをなすくられた仕上げになってました。(もちろんのようにスとクラックが入りまくっていた)
この写真で注目してほしいのは、横に切れ目が入ったように穴がある部分です。
この部分は前オーナーにてグラインダー等でキズ付けていると思います。
おそらく、一番表面にあった「合わせ面隠し鉄板」を切除するのにグラインダーを使用したら車体側まで刃が入っていたという感じで、こういうことになったのでは?
右リヤジャッキポイント周辺です。
車体下の耳部分というのかな?
パネルが合わさってスポット溶接されて耳のようになっているのですが、この部分がめくれあがってました。(私がめくったのではない、すでにめくれていたのです)
「めくれた部分の奥の方はそんなに錆びではなかった」と後輩から報告を受けているので、わりと最近にこの部分をダメージしているものと思います。
そもそも、どっちかにべったんこに曲がれるようにつぶれるとかならわかるのですが、魚の開きのようになっていたことより、この部分にジャッキを食わした(フェンダーの縁を溝に差し込む口があるタイプ)ことで、外側の一枚がめくれあがっている可能性が高いと思います。
そして、そんないいかげんなことをする人は、ただ一人です。父親がしたんでしょうねー。
せめて、めくれた部分にシャーブラでも塗っといてくれたらよかったのに、そのまま放置プレーだったので、耳のフチはサビ酷しでした。しかし、開きの奥はまだ鉄の感触でそんなに錆びがひどいわけではなし。(と、いってもサビてはいたのですが....)
まぁーめくれた外皮鉄板をジャッキでグイグイと上げたものと思われます。
そのせいで、外皮鉄板がジャッキポイントの方に歪んてへこんでました。
これが起因して、ジャッキポイント周辺の塗装にクラックが発生したものと思います。
しかし鈑金屋が施工したパテはすばらしかったです。20数年たっているのにしっかりしていて外観を保っていたのですから、クラックが発生してなければ、この歪みヘコミは気づきませんでした。
ちなみに、鈑金屋が20数年前に施工した部分はしっかりしていて、そのさらに下地の前オーナーが塗っていた「サビの上に塗りたくっている黒色硬い塗装(錆びよ見えなくなーれ塗装仕上げ)」のところにて、内部剥離している状態でした。
つまり、黒色塗装の下で錆びが大繁殖していて、錆びと黒色塗装の密着力が、ジャッキでめくりあげられた鉄板の引っ張りに負けたということでしょう。
このヘコミを膨らまさないといけないのです。内部から押し出せたらいいのですが、と、良く確認したところ....。
都合のいいことにジャッキポイントホールの内部にある、傘状の蓋が朽ちてなくなっています。
つまり、ジャッキホールからボティ―内部はスカスカに口が開いている状態です。
それならばと、100円ショップで買ったマイナスドライバをクイッとまげて、インチキな治具を作って、ジャッキポイントホールに突っ込んで内部から押し出してみる作戦です。
もともと腐食で鉄板が薄いのと、一度歪んでしまった部分なので、鉄板はそんなに硬いわけでなく、マイナスドライバー加工インチキなデントツールで大分ヘコミがふくらみました。
ジャッキポイントホールの盛り上がっている部分のサビ穴と、引き出した周辺部分をハンダ盛りしました。
そして、ハンダ盛りした部分にサビ止めを刷毛塗りして、作業終了です。
7月25日の作業
今日は3時間ほど苦戦しました。
重力に逆らってのハンダ盛りです。これは苦痛な作業なのです。
前日までの施工でこの状態です。
ともかくひたすらサビ穴をハンダで潰していきます。
35度越えの猛暑日の中を、熱いハンダ鏝を握りしめて、這いつくばりながらハンダするのです。
重力に負けたハンダがしずくとなって目の前に落下してきます。なんとも危険な作業でした。
ジャッキポイント周辺もですが、そのまま、リヤフェンダー縁の「鉄板を絞って段々歪みのある周辺」も、段々を隠すつもりでハンダを盛っておきました。
そして、盛ったハンダをいい加減に成形研磨していたら、外が暗くなってきたので作業終了です。
7月26日の作業
今日は、6時間ほど作業しました。(午前に2時間、午後に4時間)
目標は右リヤフェンダー周辺のサビ穴塞ぎを終了することです。
前日のハンダ盛り研磨が、まだ終わっていないので、その研磨作業から再開です。
私はハンダを綺麗に盛れる術があるわけではないので、ハンダ鈑金だけで綺麗に成形できません。ハンダ鈑金で概ねのラインを出して細かい部分はパテに頼ります。
この上に鈑金パテを盛ったらいけるだろうという状態まで削ったのがこの状態です。
鉄板が歪んで凹んでいた部分は、重力に逆らう向きでのハンダでしたので苦戦しました。
そして、こんな感じにしかできない私の下手くそハンダです。
フェンダーの下部分の錆びでやられていたところはこんな感じになりました。
フェンダー縁のしぼり加工している部分です。
そして、これらのハンダ鈑金したところを、サビ止め塗料を刷毛塗りしました。
次は、いよいよ確信部ですかねー。
合わせ部分に手を入れていきます。
まずは、前オーナーがグラインダーで傷つけた部分を攻めます。
このぐらいの大きさで垂直面なら特に苦も無くハンダできるようになりました。
蓋鉄板を被せると、合わせ部分をさわれなくなるので、この状態で、合わせ部分と、さらにその奥の袋になる部分に、ジンクスプレーを流し込みます。
目に見えている合わせ部分は、刷毛塗りでサビ止めを塗りました。
サビ止め塗料が乾くまで時間が要るので、他にも錆び穴がないかの確認をしていたら....
ガソリンタンク側の側面に、グレーの塗料がチラホラ。
さっき吹いたジンクスプレーが見えているのです。つまりサビ穴です。
小さい穴だし、塗料が乾くまでの時間調整にはちょうどいいかと思い、この部分も施工していきます。
サビ穴周辺をハンマーで軽くコンコンしたら、案の定で穴が増えました。
サビトリと塗装を削って患部を綺麗にしてハンダ準備です。
大き目の穴はハンダだけではふさがるサイズではないのでパッチ鉄板を貼ります。米粒大の穴はハンダだけでふさぐことにします。
そして、リヤフェンダー側へ戻って....
サビ止めを塗ったところはこんな感じです。
この上を隠すパッチ鉄板を切出して、ハンダ貼り付けです。
こんな感じに仕上がりました。
この後は、サビ止めを上から塗って終了です。
サビ止めを塗り上げた写真は、塗料が乾いてから後程撮影しますね。
これで、右リヤフェンダーと、右リヤジャッキポイント周辺のサビ穴塞ぎは終了です。
そして、また左のリヤフェンダーに戻るとするか。左もこの程度に済めばよかったのにねー。うーん。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます