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ジャンクと戯れている中年オッサンの日常と、嫌々な車いじり、オーディオなことや魚釣り等、仕事以外のことを書きなぐります。

クラゴン君、クーラント液漏れ箇所判明したかも?

2016年04月12日 23時37分37秒 | 車弄り、クラウンワゴン(4ナンバー貨客車)

昨日にアドバイスをもらった、ヒーターコアへの配管を調べることにしました。

といっても、ボンネットを開けて見たところで無知な私はどれがヒーターコアへ繋がる配管なのか明断できません。

エンジンブロックの下の方からバルグヘッドへ差し込まれるようになっている配管は間違いないと思いますが、もう1本はどれだろう。

ヒーター配管とクーラー配管がバルグヘッドを超えて室内へ伸びているはずなんでよね。

それと、昨日のアドバイスにあった、ヒーターを全開にして空調にクーラント臭がしないかの確認もしなければ。

で、本日の仕事で市役所へ行く予定があります。

ちょうどいいです。クラウンワゴンで市役所へレッツゴーです。もちろんヒーターを全開にして運転します。

ヒーターフルパワーだと暑いです。そんなのを顔に当てると火照ります。足元だけでもつらいです。

空調の吹き出し口をアッチヘソッチヘと振り分けて運転しました。

その結果ですが、クーラント臭はありません。

最初にどばっと埃が出たのみであとは特に臭いの変化なしです。(長いことヒーターを強風で使ってないので埃が噴出した)

市役所に到着してからボンネットを開けます。

エンジンかけたままでヒーターコアへ繋がるホースを調べます。

私のインチキかんたん手法です。

室内へ引き込まれているホースを手当たり次第に触ります。

熱いホースが冷却水がとおっているものと考えます。つまりそいつがヒーターへ繋がるホースです。

思わず、親指をやけどしたのですが、ヒーターコアへ行く冷却水ホースがわかりました。

ちなみにエンジンかけっぱなしで手を突っ込んでいるので、そのホース内に水が流れている感触が十分わかりました。

で、ちょっと熱めのホースをモミモミしながら辿っていくと、

「アーーーッ」

という場所発見。きっとこいつかなー。

というとこまで判断しました。あとは帰宅してからガレージでの作業です。

だって、チンチンにエンジンが熱いときに冷却水路に関する部分をさわるなんて危険極まりないです。現にエンジン側の差込口に触れたときに人差し指をやけどしましたから。

エンジンを切って、役所で用事をすませました。

あらためて、車体下を覗き込みます。なにも液体は下に落ちていません。

ネットで見た信憑性が疑わしい情報です。クラウンやセドリックといったクラスになると、室内のヒーターコアから液体がこぼれても室内を汚さないように社外へドレンが設けられているといった内容でした。

私のクラウンがそういう設計になっているかは存じませんが、もしものことを考えて車体下に液体がないかを確認した次第です。

 

午後になってから、ガレージで再度確認です。

ボンネットを開けて、ヒーターコアへ繋がる冷却ホースを確認です。

エンジン下の方から繋がっているホースは問題点を感じず綺麗だと思います。

ボンネット開けて見たときに右側の水路です。

そのホースがバルグヘッドへ突き当たるホース根本に赤いものが見えます。

もしや?クーラント液か?と思いますが、もっと鮮やかなワイン色です。

念のため、ウェスでゴシゴシします。まったくウェスが汚れません、もちろんワイン色も変化なし。

パーツクリーナー吹いても反応なし、CDC556を吹いて歯ブラシシコシコでも反応なしです。

なんでしょこれ。組立するときの目印とか?またはホース内部からクラックで染み出しているとか?

と、心配性なこと考えますが、その周辺をいろいろと掃除してもクーラント液色が付着しないので、きっとクーラント液痕ではないだろうと判断しました。もちろん、今後も経過観察の対象箇所とします。

で、だんだん核心部です。ホースを上へたどっていきます。

すると、あったんですよ。明らかにクーラント色している物です。

じゃじゃーん。

ホース差し込み口からクーラント液のピンク系赤色が滲んで乾燥した形跡です。

実は、この部分の腐食のような状態は、このクラウンワゴンを入手して最初にエンジンルームを見たときに気付いてました。

最初の車検点検整備は、整備工場をしていた親父です。

もちろんこんな腐食のようなものは気になるので親父に質問確認しています。

で、親父の意見は、クーラー冷媒経路で結露で腐食する。このワイヤーで制御しているんやで。クーラーは良く利いているいるので下手に冷媒経路は触らないほうがいい。表面だけの腐食やと思うし、こういうのは交換しかないのだから、クーラーが利かなくなるまでそのままにしておけ。

というものでした。今になって知ります。この診断は間違っていたのです。

だって、クーラー経路ではなく、ヒーターコアへの経路だったんですから。

きっと、この診断をしたタイミングですでに痴呆が重傷だったんだと思います。かなりトンチンカンな整備をして、一緒に弄っていた私が、それ間違っているんちゃうって指摘して修正することが多々ありましたから。

ともかく、今日までクーラーガスの経路と親父の言葉を信じていたので、私も馬鹿なのには違いありません。

この部分って私は掃除してないですよ。エンジンルームを洗ったときも、親父の「ここは触れない方がいい」の教えにしたがってカバーして掃除したぐらいです。

で、気になる点です。私が掃除していないのに、クーラントで汚れたであろう箇所が拭き取られているんですよね。

きっと、前オーナー様がクーラントを拭き掃除したんだと思います。

というのはその証拠に、このホースの裏側とか金具の裏とかは、超昔に乾燥したと思われるカビ状になったクーラントのなれの果てが付着していたんですよ。

で、さらに目視確認と触指確認です。

すると、次の不具合を確認です。

この金具部分って、経路の水を制御するバルブだと考えました。

そのバルブを動かすピストンがあります。

このピストンがびくとも動かないのです。

ということは、バルブ内部が錆び固着してまったく稼働できないのでは?と超不安になりました。

でもねー、よーく観察するとピストンを動かす仕掛けの金具部分。その金具の軸部分にクーラント液のなれの果てが食いついているのを確認です。

ということは、こいつが固着の犯人では?

と、ここまで観察して、お掃除開始です。

ウェスについた汚れは間違いなくクーラント液です。

さらに、ホース差し込み口に滲んでいる色がしっかりしている部分は最近の汚れの模様。色のきれいなものは簡単に拭き取り掃除できるのです。

ということは、この差込口から超少しずつ滲んでいたものと考えます。

念のため、最近に勢いよく噴出したりして近辺を汚していないかを確認したのですが、そういうことはなさそうです。

クーラント液痕汚れを掃除してから、例のピストンを手で動かしてみるがまったく動く気配なしです。

ここで、「ハッ」と閃きました。

今年の1月ぐらいから、エアコンの温度調整をすると、ダッシュ内下の方から「カタカタカタカ」と大きい異音がしていたのです。

この異音ですが、「グッグッ」といって無音になることもあれば、「グッグッ、カタカタカタカ」ということもあり。

で、私の判断は、エバボの切り替えをするシャフトやロッドが、カーナビの配線を引っかけたりしてスムーズに動けないからと考えていた。

なぜなら、スムーズに切り替わるときもあれば、いきなりカチカチ異音がしばらくなって、スーッと音が止んで切り替わるとかだった。カーナビのハーネスが微妙に接触していて、クラウンの振動で微妙な位置でひっかかったり接触しながら動いたりしているのだろうと考えていたのよね。

それなら、次にカーナビを弄るときまでそのままでいいだろうと放置していたのよ。

で、この異音が、今回のヒーター水路バルブを動かすワイヤーを操作するときに、ワイヤーが硬くてカタカタとワイヤー操作駆動ギヤが滑っている音としたら。と勘ぐり始めます。

ともかく、ヒーター水路バルブからワイヤーを外してみました。

そして、金具を手で動かすと超硬いです。

金具とピストンの接続を外してみました。するとピストンは手でサクサクと動きます。

つまり、ヒーター水路バルブ内に固着はありません。かなり「ホッ」としました。

金具だけになった状態で、金具を動かすと超硬いです。ますます金具固着を確信します。

念のためにワイヤーの動きも確認します。

室内から見えるように、ワイヤーをワイパーの方に持ち上げるようにおいて、エンジンをかけてエアコン操作してみます。

エアコンの温度調整に合わせてワイヤー先端が動いています。

ワイヤーを元のように組みなおして、先と同じエアコン操作をします。

するとカタカタとダッシュの下の方から異音です。間違いなさそうです。

また、ワイヤーを外して、CRC556を吹きかけて金具が動かないか弄ります。

するとすごく渋いながら動きました。キューっと手で動かすと、するっと軽く回る位置もあれば、すごく渋い位置もあることがわかりました。

ということは。と、またワイヤーを繋いでエアコン操作です。

するっと回る位置周辺では何事もなく操作できますが、温度調整を、暑い方に一杯とか、寒い方に一杯にすると、カタカタと音がしてワイヤーが動きません。

つまり温度調整の真ん中周辺ではワイヤー操作がスムーズ、つまり金具軸がその部分の回転だけスムーズということが判明しました。

それがわかればしめたものです。

CRC556と歯ブラシで回転軸部分を徹底的に掃除です。

すると、みるみる回転が良くなります。

手で簡単に金具が動く状態まで回復しました。

CRC556のままだとすぐに油が切れるのでグリスを入れたいと思います。

まずはCRC556をパーツクリーナーで洗い出しました。

ガレージにあるグリスってなんだったっけ?

モリプテングリスがありました。これでいいのだろうかと不安になります。

私的にはウレアグリスがいいかな?と思ったのですが、それは自宅にあるのよねー。

と、いうことでモリプテングリスをべっとりとなすくりました。

こういう修理に詳しい方が見られていましたら、この部分はこのグリスが適正だよと指導してください。なんとなくですが、モリプテングリスは違うような気がしています。

最終確認です。

エンジンかけて室内から温度調整です。

サクサクと気持ちよく金具が動いてます。もちろん室内のカタカタカタ異音はなくなりました。

ヒーターとクーラーの風温度もスムーズに切り替わってます。

って、ことでこれで完成かな?

あとは、ヒーター水路バルブ周辺からクーラントが滲んでこないか経過観察を続けることにします。

 

さて、今、ブログを書きながら、今回の肝となっているヒーター水路バルブは、なんという部品名なのか調べました。

部品番号87240-30520

品名 ヒーター ウォータバルブ ASSY

という代物です。

寒冷地用とは部品設定がちょっと違うのね。

この「ヒーター ウォータバルブ ASSY」は多分大丈夫だろうと思うけど、これに繋がるホースがどうなんでしょ。

クーラントが端込み口からずっと滲むようだと、このホースを交換ってことだよね。

ふーん。

まぁー、経過観察を続けてから考えましょ。


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