本日のスバル弄りは2時間でした。
朝一の仕事を片付けて、パソコンから本日の天気を確認です。
アメダスで雲の動きを確認しまして、12時ごろにちょっと小雨の可能性ありです。
それまでは風もなく曇り空(ただし雨がいつ降ってもおかしくないような感じ)と判断。
風と凄い雨でなければ色は濡れるだろう。
どうせ下色だし、塗装ガンさばきの感覚を取り戻すための予行演習も兼ねているから、少しぐらい湿度が高くてもいいだろう。と塗装することにしました。
さてさて、スバルの車体色ですが、あのxx鉄工所レッド(金赤色)で進めるつもりです。
しかし、なんと、ソニックチタニウムというシルバーの4Kg缶を入手しているのです。
シルバーを下色にすると簡単かなーと考えてヤフオクでスタート値で入札したら1野口さんで入手できてしまったというもの。
缶を開けて色を確認したら、またなんとも言えないシルバーですな。いぶし銀ではないですか。
ソニックチタニウムもいいなー。この色で仕上げようかなーと真面目に考えたのです。
でもねー、私はスバルを玩具のようにしたいのよね。それなのに、かっちょいい無機質光沢シルバーで仕上げるのもどうかと思い....
けっきょく、この4Kgのチタニックシルバーを何に使えと....やっぱり下色にしてしまうか?
と、脱線しました。
昨晩までまじめに悩んでいたのですが、今朝に嫁に相談したら
「あの娘をかっこよくしてどうするの?当初の計画通りにカラフルな色に仕上げなさい」とのアドバイスというか指令がおりました。
では、xx鉄工所レッドで染めることにします。
そのためには、赤色より先に下色を入れますよ。
xx鉄工所レッドと白色(531ホワイト)を50:50でチャンポンして色を作りました。
あとは、自分より大きいキャンパスを染めていくだけです。
大変かなーと思っていたのですが、車体床裏で悪戦苦闘して色を塗っていたときと比較したらメッチャお手軽なんです。
自分の普通の姿勢で塗装ガンを移動することができるのはこんなに幸せなのか。と実感しました。
さくさくと塗装していたら、視覚の隅をなにかがゆっくりと横切りました。
なに?結構大きいものが動いたような
と、そっちの方を見たら
「おいおい。お前どっから出てきたんだよ。あっちへ行けよ」と心の中で唱えます。
ところが、奴は攻撃体勢です。
すべての足をおっびろげで着地体勢で迫っています。
そして、あろうことかランディングしたのです。私がピンクにしたところに....
そいつは、巨大蚊です。といっても血を吸う蚊ではないですよ。ガガンボと呼ばれる巨大な蚊の形をした羽虫です。
足をおっびろげてピンクの大地にランディング。
そして足がピンクのぬかるみに埋まっていくのです。
巨大蚊も異変に気づいたのか足を動かそうとしている気配があるのです。
早くテイクオフしてどっかいけよ。と見つめる私です。
しかし、ピンクの大地はしつこい模様。
そのうちに巨大蚊が体をブルブルと揺すり始めました。
激しく揺すってます。きっと足が抜けないともがいているのだろうと思います。
そのうち羽もばたつかせ始めたのですが、これが逆効果です。
バタバタした羽根がピンクの大地に接触して動けなくなっていきます。
それでも暴れて、とうとうボティーがピンクの大地に接触。
ますます動けなくなり、しどろもどろで足に羽根をバタバタと...
暴れるほどにピンクの大地へ練り込まれていくのです。
あちゃ~。このままだと巨大蚊のエンボス模様がついた仕上げになるではないか。馬鹿野郎。
仕方ありません。カッターの刃先でチョイと取り除いて....
って、おいおい。
巨大蚊は繊細でした。カッターの刃先でボティーをひっかけて上へ持ち上げたら巨大蚊が解体しました。
もちろんカッターの刃先は刃の裏側を当てたのにです。
「ええ~っ。」って解体したパーツをカッターでほじくるのですが....
どうもバラバラになった足がまだピクピクしているのかピンクの大地に沈んでいくのです。
えーい。もうこりゃダメだ。やり直し決定だー。
と、あきらめまして、キッチンペーパーにシンナーを吸わせて拭き取ったのです。
もちろんそこの塗膜はとんでもないことになります。それでも、巨大蚊の躯が取り込まれた塗膜よりは絶対いいと思います。
くそー。と自分の運の無さを悔やむのです。
仕方がないので巨大蚊の攻撃跡地をリカバリすべく、こってりとピンク色で厚塗りします。
もちろん面なんてでませんよ。液垂れもしますよ。
でも、分厚く塗膜を作って、乾燥後に研いでなんとかしようという作戦です。
つまり、中研ぎをしっかりすることが確定しました。
そんなトラブルにあいながらも、しっとりと塗料を乗せていきます。
ピンク色の隠ぺい力が凄いことに驚きです。
金赤色だけだといつまでたっても透けていたのに、ピンク色だと3回塗りあたりでビシッと色がとまってきました。
そうだねー。中研ぎすることが決定したことだし、少し分厚く塗装することにしよう。と、しっかりと塗りこんでみました。
そして、染め上げたのがコレです。
下塗りですが、大きい面積を塗るときの予行演習も兼ねてます。
ついてはシンナーでシャブシャブに薄めた塗料での仕上げ吹きはあえてしませんでした。
だって仕上げ吹きしてテラテラ面出ししたらどういうところに問題点が現れていたのかわからないでしょ。
で、私の下手くそ塗装でどこに問題点が出るのかを観察しました。
まずは天井です。
これだけの面積を塗装するとどうしてもミストが出ます。
ついては天井に巻き上げたミストが降り注ぐようで。たしかに上から下に向かって塗装したので天井が最初に塗りあがっているのです。
天井が写るようにカメラを握って万歳して撮影したのですが、天井にミストが乗っているのがわかるでしょうか?
このミストですが、私のちょっとしかない経験則ではシャブジャブ塗料を仕上げ吹きすれば綺麗に取り込まれるはずです。
巨体蚊の攻撃を受けた場所です。
研ぐことを前提にリカバリーで分厚く塗料を吹いたのでしっかり塗料垂れしております。
撮影でファインダーを覗いたら黒いものが動いている。
おいおい。いきなり羽虫さんが登場です。
指触乾燥に至っていたので、この羽虫はピンクの大地に取り込まれずに、ごきげんでピョンピョンと飛び回っているのです。
こいつが塗装しているときにやってこなくてよかったーと思うのです。
って、巨大蚊の壮絶攻撃ダメージをくらったのでなんともいえませんが...
リカバリーでその周辺にガンが集中したので、その余波をくらってリヤガラス右下コーナー周辺に塗装垂れとブツができてます。
その他にも、ところどころにブツがあります。
このブツの起因となるホコリって、やっぱり舞っているんでしょうねー。
または私の服から出ている可能性も高いよねー。
エンジンルームフードドリップレールの上辺の塗装が難しいです。
カールしている内側ですが、しっかり色を乗せようと頑張ってみたら塗装垂れしました。さらにカールの内側で数の子天井になってしまったところもあります。
この細いカール状の溝をどうすれば綺麗に塗れるのでしょう。
0.5mmの細いスプレーガンでチマチマと染めていったら綺麗に仕上がるのでしょうか?
なにぶん初めての形状への塗装なので、技術も知識もない下手くそには難しいのです。
それでも、なんとか下色は濡れました。
後ろから見たら、桜色の丸い物体です。
季節もちょうどいいタイミングです。
まさに桜色に染め上げたのです。
この状態で、サイドシルとエプロンをキリリとしたグリーンに塗り分けしたら....
ええなー。桜餅色だなー。
もちろんエンジンルームをあんこ色に仕上げまして....
って、真面目にそれもええなー。と思った私は間違ってますね。
ちなみに、私の中ではこの薄いピンク色の選択はまったくありません。
パステルピンクって尻軽なイメージがあるのです。たしかに可愛い色なのですが、私の人生経験でピンク色にこだわっていた女性が....と、多くを語るのはやめますね。
このピンクではなく、もっと紫色が強いショッキングピンクなら車体色でもいいかなーと思いますが、そんな色を作るのも面倒です。
ということで、やっぱりり当初計画通りにxx鉄工所レッドでいきますよ。
ちなみに、この車体半分とエンジンルームの手前側だけを塗るのに塗料を1.2Kg使いました。シンナーもほぼ同量使ってます。
あれだけ下地をつくるのに苦戦したのに、塗装作業は2時間かかってません。
巨大蚊の攻撃がなければ、さらに30分縮んでいたはずです。
塗装次第はすぐなのに、それまでが大変なのよねー。そして、塗装後の研ぎ作業も大変なのよねー。
本日の作業はこれで終了
ところで....
巨大蚊(ガガンボ)ってどんなやつかというと....
塗装の後片付けをしてから、ちょっと周辺を探してみます。
あの巨大蚊って1匹いると、なぜか数匹飛んでいる傾向があるんですよ。
すると道路を挟んだお向かいの塀を襲撃しているのを発見。
あちゃ、この巨大蚊は小型だわー。
それでも写真が無いよりはいいだろう、とパチリです。
私の手と一緒に撮影です。ちなみに私の手はどちらかというと大きい方です。
この写真の個体より二周り大きい個体が襲撃したんですよ。
ガン吹きしているときに、まさに不意打ちのえげつない攻撃でした。
えーと、ガガンボについて詳しくはウィキペディアにありました。どんな虫やねん。という方はそちらをご確認ください。
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