勘違い

2015年11月28日(金）

☁☀

トウトウ、健康診断でクレイムがついてしまい、
朝の散歩はかかせない日課になってしまった。

けれども、今の私にとって朝の散歩は、
長与川の鴨だけでなく、
様々な動物や草花が、まるで私を待っていてくれるように思え、
新しい一日をダッシュする大きな弾みになっている。

❁

今朝のこと、

お寺のそばの設計事務所の大庭に、
いつも片方の耳だけが垂れている、白い優しげな顔をした犬が飼われている。
数軒先からその犬を見かけたところ、
いつもになく、その犬は、はち切れんばかりに尻尾をふって躍り上がったのだ!!
「ス、スゴーイ!こ、こーんなにも、私も待っていてくれていたのだ!!!」
と、大いに感動した私は、思わず駈け出そうとしたが、
ふと、「でも、私は彼を見かけたが、果たして彼は私を見たかしら？？」
と、思ったら、
突然、駐車場に向かって歩いていく男の人の後ろ姿が現れたのだ。

よく見れば、白い犬は、その人の方を見ることしきり、顔は全く私の方に向いていない。
しかし、はずみのついた私は自分に急ブレーキをかけて、
できるだけ、いつもの様に歩く速度を整えて、白い犬に近づき、
いつもの様に傍にシャガミコミ、
キョトンと私を見ている優しげな顔を両手で包みこんで、朝の挨拶をしたのだった。

白い犬は、先ほどのしっぽの振りようからすれば、三分の一ほどの振り方で、
それでも、幾分私を歓迎してくれていたようなので、少し救われた気がした。

犬だから、まさか儀礼ではないとは思うのだが・・・



src="http://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/13/0c/1a9f45fcde133d5e129bab9d2c206f43_s.jpg" border="0">