葉織る。

言葉の中にそれを紡ぎ織った人が見えても、それは虚像かもしれない。

遠慮なのかな?

2010-05-31 09:01:43 | 家族
 私は小さい頃に、大人から「子供やのに遠慮しいやなあ」と言われた記憶がある。
 玩具か何かを買ってあげようかと言われて、いらないと答えたとか、そんな感じだったと思う。
 実は遠慮したつもりはそれほどなかったのだが。

 アユ君は私と似ているらしい。
 そのアユ君の誕生日がもうすぐだ。六月八日で七歳になる。
 今まで誕生日プレゼントは大抵食玩で、今回もそのつもりでいる。

 今回は仮面ライダーWのフロッグポッドとデンデンセンサーだ。
 それに、以前欲しがっていたリボルギャリーを加えるか、どうか。
 リボルギャリーは値引きワゴンに載っているので、まあそれほど値は張らないが、問題はアユ君が欲しいと思っているかどうかだ。

 私「アユ君。リボルギャリーと、カエル&カタツムリと、どっちがいい?」
 アユ君「カエルとカタツムリ」
 私「リボルギャリーはいらない?」
 アユ君「・・・うん」
 この・・・といった間を読むのが、私は苦手だ。
 読めないというよりは、勝手な推測をしたくないのと、欲しければちゃんと言うべきだ、と思うからだ。

 しかしそこはまあ、カミさんがフォローを入れてくれる。
 カミさん曰く「アユ君はすごく遠慮する」らしい。

 遠慮なのかなあ。
 私はどうだったろう。遠慮したつもりはなかったけど、あの時玩具を買ってもらえたら、それはやっぱり嬉しかった、だ、ろう。多分。

 そうか。あの時の自分とアユ君を重ね過ぎたのかもしれない。
 リボルギャリーがあれば、アユ君がすごく喜ぶだろうことは、容易に想像がつく。

 やっぱり私とアユ君は、似てはいても別の人間だ。

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