葉織る。

言葉の中にそれを紡ぎ織った人が見えても、それは虚像かもしれない。

手拭いを徹して。

2008-11-24 09:28:49 | 仕事
 時々施術中に、患者さんから「按摩とマッサージって、どう違うの?」という質問を受けます。
 そういう時は、まあ所謂「教科書的」な答えを幾つか述べてから、「でも、本質的には按摩とマッサージは同じようなものだと考えていいと思います」と言って締めます。

 ただ私個人は、自分のやっていることは按摩だと思っています。
 その理由のひとつが手拭いです。
 マッサージは本来、オイルやパウダーなどを使い、直接皮膚に触れて施術します。
 それに対して按摩は、衣服の上に手拭いをかけて、その上から施術をします。
 これは、空気の乾燥の具合や、生活習慣の違いから発生した差だと思われます。

 そして私は、手拭いを使って仕事をしています。
 手拭いさえあれば、相手が少々滑りやすい生地、もしくは固い厚手の生地の服を来ていても、何となく体の様子が掌まで届きますし、圧も徹し易いのです。

 私にとって手拭いは、一種の滑り止めであり、潤滑剤でもあり、手の延長のようなもので、それから・・・その他諸々なのです。

 ※この記事は、別のブログから転載しました。カテゴリー改訂「引っ越してきた記事」参照。

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