障害があるから強く惹かれるのか、強く惹かれるから障害が出てくるのか・・

「サヨナライツカ」見てきました（以下、ネタバレありです）


いやぁ、肉体美！

・・じゃなくて

意外にも怖いのは光子でした

一見すると沓子のほうが強い女っぽいんだけど

めっちゃ誘ってくるしね（笑）

だけど実際は待ち続ける女性

愛されることを最期に思い出す、受け身の女性

それに対して、光子は一見おとなしいお嬢様だけど、沓子の元を訪ねて行く芯の強い女性

愛したことを最期に思い出す、能動的な女性

どうしてそこまで強くいられるのか、というくらい強い

自分のことを見ていないことに気づいているにも関わらず、豊のそばにいる

そんなことって、できます？

心は他にいってるってわかっていながら一緒にいるなんて

愛とか云々抜きで、豊は自分の元を離れられないという確信があったからなのかな

とにかく、光子のギャップには驚愕でした

ほんとに怖いんだもん（笑）

空港での感動的な沓子と別れ

予告でも使われていたけど、あれには続きがあって、そのあとすぐに光子が現れて抱きつくの

早っ！って思わなくもなかったけど、なんならあれって光子が見計らってたようにも思えて

やっぱり怖いんですよねー

でも、沓子も結果的にしっかりやってのけて終わるんです

ずるい！　あれはずるいよー！

だって、あれ以上の最期ないもん

愛されることを望むなら尚更でしょ

あれは待たせ過ぎた豊への反撃なのかしら・・


当の豊は、特に嫌な男だとは思わなかった・・かな

なんとなくわかる気がするんですよね

豊は地位とか世間体だけで光子と一緒になったわけじゃなく、ちゃんと気持ちもあった

ただ、それ以上に惹かれる人に会ってしまっただけで

天秤に架けられないものを、天秤に架けなければならない状況をつくりだしたのは
確かに豊自身だけど、それはどうしようもない

気持ちって、そう簡単にこっち！って決められるもんじゃない

それが本気なら本気なほど・・ね

って、わたしはそうなんですけど、皆さんはどうなんですかね


だけど、豊って名前、「さよならみどりちゃん」の時もユタカだったよな、とふと思い出して

ユタカって・・・・・と思ったわけなんですけど（笑）