「僕がビルを買ったワケ」blog

現・「新宿44ファンタジータワー」支配人のブログです。
blogは支配人になるもっと昔から 2007年スタート

ハレル~ヤ

2012-12-02 23:03:35 | Weblog
あるDVD見てて、父親参観のシーンがあって
んなもんとっくの昔に廃止になってるっつ~の
なんて、心の中で突っ込み入れてたら
え?いや、地域によっては今でもあるの?ま、どっちでもいいんだけど
俺の知る限り、なるべく差別を排除する為、平成の代では参観日とさえ言わない
今は、学校公開といって、日時を限定せず、一定期間、全時間帯を公開する
この日のこの時間と限定したら、来れる親来れない親がいて、差別化に繋がるから
父親なんて限定するのは論外 
ま、今の俺にとってはどっちでもいいのだが
突っ込みいれながら思い出したことがあって
大昔、小学生の頃 別に父親参観なんて記憶は無いが
何かのイベントだった気がする
母親が、貴重な休みに、俺を連れて出かけた子供向けのイベント
楽しい楽しい一日になる筈なのに
出演者の一言が今でも脳裏にこびりつく
出演者「元気~のいい男の子!」
俺、ハイテンションで「ハレル~ヤ!」
出演者「ご飯よりお菓子が好きな人~!」
俺  「ハレル~ヤ!」
どんどんブラックになっていって
出  「勉強~嫌いな人~!」
俺  「ハレル~ヤ!」
きっとそいつに悪気はない
出  「お父さんとお母さん~よく喧嘩する人~!」
俺  「(・_・)」

きっと盛り上げようとしたんだろうな
しかし、センスゼロだぜ
ま、いいや
でも俺は未でも覚えてる 
そん時の顔は
(・_・)

なんとなく、帰り道は気まずかったな
でも笑ってたような気がする
母親が一生懸命連れてってくれたからね




彼の底力

2012-12-02 21:04:57 | Weblog
昔、すごく昔
世間からしたらゴミのような俺のCDに、そういってくれた人がいた

それよりもっともっと昔に
中学校の先生も、顔を腫らした俺と、腫らさせた奴にそういってくれた

「もし先生とかが見てる前で、一対一でやってみとゆうたら、コイツの方が強い思うで コイツはそういう底力な奴やねん」

底力か
なるほどね 確かに、負けへん自信はあるよ
亀みたいに、どんなに時間がかかってでも

その先生が言った台詞とか そういうのは覚えてるもんやね
中学時代なんて、殆ど記憶にないけど
担任のことなんてこれっぽっちも覚えてない そんな奴もいたな~くらい 空気

確か数学の先生だったな~ あれは響いた
正確には、30年くらい経ってから響いてきた
そういうこともあるんやね いや、そういうもんか
喜びも悲しみも 幸せも感動も 時を越える

中学出て、高校夜学だったから昼間は働くってことで、初めて、いわゆる‘社員様’になるための面接に行ったのは小さな染色工場だったな 15歳か
中学生の頃から、歳ごまかしてバイトの経験はあったが、社員になろうとしたのは初めてだった
義務教育終わったら、どこかで‘社員様’になる それが全うな人生なんだって
なーんか夢がないなぁ~ 
俺の人生、こんなもんかなんて思ったっけ しかも落ちたし

人生とは、自由に勝負するもんだし 学歴なんかなくたって戦い方は100通りある でもその時は知らんかったし
どこで見つけてきたか知らんけど、中学校からそこに行けと言われ
右も左も分からん中卒の15歳は、これしか道はないと思い込み素直にトボトボ歩いて行ったわけだ
で、早速傷ついたってさ くっだらねぇ
思えば、それが‘社員様’になるために受けた、人生で最初で最後の面接となった
バイトは人殺し意外なんでもやったけどね

バイタリティのある、出来れば何かで成功した親父でもいてくれたらな
ひょっとしたら、もっと早く気づけたかもな なんて んなことどうでもいい

ちゃんとやってるんやから
一人で

底力か うん、中々いい響きだな 俺に似合ってる 
人生さらっとはいかない いや、いく人もいるか
でも、どうやら俺はそうじゃない 生まれた時から既に出遅れて
勉強も経験も出遅れて 何度も挫折を味わって そりゃ散々バカにもされたわ 
でも、実はそこまでバカじゃない ただ亀なだけで

底力ってのはそういうことかな?