「僕がビルを買ったワケ」blog

現・「新宿44ファンタジータワー」支配人のブログです。
blogは支配人になるもっと昔から 2007年スタート

頑張らないように、頑張れ!

2012-12-07 12:06:46 | Weblog
まず頑張れって表現がちょっとね
偉い人や、そんな偉くなくても特に問題のない(少ない)人、あるいは問題があっても(あると自覚できていても)それを何とか消化できてる人
でしょ、そう励ます(ように見えて見下す)人って
たとえばオチてる人が、そんな人の笑顔で頑張れを見て元気になるわけがない
頑張れという言葉は、言ってる側と言われてる側に比較が生まれがち 自分に自信があるから言えるのか まるで
僕を見てごらん、こんなに頑張ってるんだから(だから僕はこんなに凄いんだから)だから僕を見習って頑張って(到底無理だろうどね)
なんてね 極端にいえば いや、ホントにそう言ってんじゃないのかな 悪気があるとは言わないが、自分自身さえ気づかない心のずっと奥の方でね
まあ、それがいけないと言うわけじゃない 民主主義(競争社会)なんだからそれも仕方ない
そうなるとむしろ、貴方は元気でいいねぇ悩みがなくていいねぇなんて穿ってしまう

じゃ、たとえばその逆ならどうだろ?お?!これは中々いいかも・・
たとえば明らかに自分より苦しんでいる立場の人間が、僕も頑張ってるだから君も頑張れ、なんて
おおお!確かに励まされるなこれは
結論 
頑張れという言葉は、自分より苦しんでいる人に言うのではなく、自分より苦しんでいない人に言いましょう
補足 自分より苦しんでいる人には、頑張れとは言わず、むしろ頑張らなくていいから(無理をしなくていいから)貴方の出来るベストを尽くしてね
そう言うかな、俺は
ちなみにオチる人というのは、自分を戒める(戒められる)謙虚な人間 自責を感じるからこそ悩むわけで
たまに何の根拠もなく自信満々な人や、問題があるのに気づかない能天気な人、何でも人のせいにする精神異常者、などがいるがこれらは論外ね(ある意味幸せな人達)

はい次 死ぬって表現もちょっとね
死ぬっていうからおかしいんだよ だから死にたいとか言うと命を粗末にするな、なんて怒られるんだよ
そりゃ人生、辛いこともあるし、今すぐこの場から逃げ出したくなることもある とりかえしのつかない失敗をすることもある
死にたいと思う人は、リセットしたい、つまりやりなおしたいと願う人なんだ ある意味すごくポジティブなんだ
何があろうと何も深く考えず、別に今のままでいいさ~なんて能天気な人や‘まいっか’で済ませることの出来る(自分をごまかせる)楽天家な人(諦めのよい人)は、特に死ぬ必要もやりなおす必要もないのかな(いやホントはあるかもしれないがそれを自分の中でごまかす能力があるのか) 
つまりこれも自責を感じる人特有ってことか それと、拘る人(執着する人) プライドの高い人 心配性な人 妥協出来ない人(完璧主義な人) 負けず嫌いな人 本気な人
別にテキトーにやってりゃ失敗したってどうってことはないが、本気故にダメージがでかい 別にそれ以外の人が皆テキトーに生きてるとは言わないが(そりゃそれなりに皆本気で生きてるけど)なんていうかな、死にたくなるほどの挫折って、本当にその本人にとっては人生の‘全て’なんだろうね
場合によってはそれは一時的なことで(誰しもその瞬間はショックだ)大概のことは時間が経てば消えていくのだが
稀に、いつまでもとりつかれた亡霊のように付きまとわれる人がいるのだろう 何年も、何十年も
それが時々フラッシュバックし(大体はその原因となる出来事を何かのきっかけで思い出した時)普段は自分をコントロールして封印していた様々な感情(後悔、自責の念、悲しみ、怒り)
が溢れ出てパニックを起こす
しかし、そんなもんにしょっちゅう自分が振り回されるなんて嫌だろう だからそれを許し受け入れるしかない(と俺は思う)「やあ、いらっしゃい」てな具合に
去ってくれと願っても去ってくれないなら、亡霊とは喧嘩をせず仲良く付き合うしかない
戦うのは辛いししんどい 何度も何度も戦ってたら叫びたくもなる「いい加減消えてよ!!!」
いい加減投げ出したくもなる それが死にたいとリンクする 出来ればいきなりリセットボタン押すんじゃなくて、自分の心を上手にやりくりしてほしいと願うが   

この世は生きている人しかいないから(誰も死んだことないから)生き方しか教えてくれない
死んだあと、今の自分は終わるのか、それとも何らかの形で続くのか 辛いままなのか、それとも何らかの形で(形の無い形も含め)楽になれるのか 誰にも分からない
分からないからこそ、そこには希望があったりもする
この世の中でにっちもさっちもいかなくなったときに、最悪の手段として、この希望を思い描くことでふっと楽になったりする
そう、誰だって本当は死にたくなんかない この世で授かった脳みそで考える限り、本来はこの世が全てなのだから
でも、何らかの原因で、どうしてもやりなおしたくなるときがあって、でもそう簡単にやりなおさせてくれるほどこの世の中は甘くなくて
突飛な発想を描く(現実逃避ともいうが)ことで、この世にない夢をみたっていいじゃないか 夢みることくらい自由だろう
それは、宇宙に行きたいとか 四次元に行きたいとか ある日突然背中に翼が生えて大空を飛んでゆきたいとか
そういう類の感情(夢)と同じなんだって
決して変じゃない 
だから、それを考えたり、そう願ったり、言葉に出すくらい、全然いいんだ
結論 
死にたいとは言わず、背中に翼が生えて宇宙に行きたいといいましょう
言われた側は、とても大きな夢で壮大なロマンだね、といいましょう