「僕がビルを買ったワケ」blog

現・「新宿44ファンタジータワー」支配人のブログです。
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いい思い出になった

2012-12-05 19:40:32 | Weblog
まあ、悲しんでばかりいてもしょうがない笑
もちろんいい思い出も沢山ある

ていうか、全然関係ないけど‘思い出’って言葉、いいなぁ
先天的に存在してるから、殆ど当たり前のように使っててよくよく考えたこと無い言葉って沢山あるけど
改めて思い出ってなんてロマンチックな表現だろう

ある老人がね、最後の希望を懸けてちょっとしたチャレンジをしたの
元々可能性は低かったのだけど、やはり失敗しちゃった
でも、俺にこう言った
‘いい思い出になったよ’
なんかぐっときちゃったなぁ 
なるほどね そういう閉め方もある、か

ロマンチストでなくても、たまにはさ なんとなく昔を懐かしく思い出すことってあるよね
目の前の現実に追われて、中々無いかもしれないけど

かなり昔になればなるほど、前後がなく、ある場面だけが浮かんでくる
大事な思い出だ
昔はビデオとかも無かったしね 特に俺は、写真すら殆ど無い

自分しか後片付けする人がいない、そういう状況を経験した人なら分かると思うけど(これを読んでくれてる人の中でどの位いるだろうか)
母親が最後に一人で住んでた家を、一人ぼっちで片付ける時の辛いこと辛いこと
それがまた散らかっててさ 冷蔵庫には卵やら飲みかけの牛乳やら
つい昨日まで普通に生活していた形跡が生々しくて 
通夜や葬式なんかより、あの瞬間が一番悲しかった
貧乏性だから、やたらと物が多いし 
「お母さん、なんでこんなもんまでとっとくん?」なんて、語りかけながら
普段見ないような、下着やら 貯金通帳やら 残高何百円とか これ以上に悲しいシチュエーションてあるのかな笑
極めつけは、電話機の横にメモ書きが そこには俺の携帯番号
嘘でしょ?ドラマじゃあるまいし笑

俺はたまたま、携帯をタクシーの中に忘れて暫く持ってなかった
まさか、最後に俺に電話したとでも言うのか?
マジ、やめてくれよ・・ 冗談だろ
ただでさえ悲しいのにね まったくいい演出してくれるよ
人間、本当に悲しい時って、なんだか怖くなって震えてくる
そう、何故か、なんだか恐怖感のようなものがこみ上げてくる とても悲しみに浸る余裕はない
走り書きの遺書、殴り書きの日記 脱ぎ捨てた洋服 死ぬのに使ったロープ
気が狂うよ マジで

一刻も早くその場を逃げ出したかった 

おまけに、1998年12月 真冬でさぁ 寒いんだわ
そこで寝ろってか とてもじゃないが、無理 一応家はあるのに、ビジネスホテルに泊まったっけ
早く東京に帰りたかった
だからかな、未だに大阪は好きになれない 一応故郷なんだけどね

あ~あ、また脱線した タイトルから入ると大概コンセプト脱線する やっぱ文章て計画通りにはいかん
ホントは思い出って言葉について書きたかったのに

えっと、要は何が言いたかっていうと、そこに俺の幼少時代の写真が殆ど無かったって話
だから、特に俺にとって思い出という名の記憶は貴重であると言いたかったわけね

保育園の卒園の記念写真が一枚(これは大きく引き伸ばされ額上にプリントされているから写真というより絵画的な物品)
母親と父親の結婚式の写真が一枚(セピア色に褪せボロボロの この時初めて父親の顔を見た 俺にそっくりで笑えなかった)
あと、俺の中学の卒業証書と、小学校一年生の最初の「よいこのあゆみ」←いわゆる通知表ね
俺と妹のへその緒が入った小さな木箱がそれぞれ一つずつ
以上  え!?以上て・・

母親は貧乏性で物捨てられない反面、そういった管理はルーズだった
俺が仕送りした金も、封筒からランダムに抜き取った感じで放置されてたし
おいおいおい、もうちょっときちんと管理しようよ・・なんて泣きながら突っ込みいれた

保育園の卒園写真、これ、覚えてる!!!
撮った時の風景、情景、誰が何をいったか 
ブリッジ型の遊具に皆登って、一番上の子が怖くなって泣き出して、その下にいる子が困って、先生が叱って
おおおおお!うん!!覚えてるよ、覚えてる!!しっかりと俺の中にあるよ、よい思い出として

おお、辛うじて最初に繋がったかな笑











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