超私事!葉月の『今日の出来事』

粗にして野、しかし卑にあらず。
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オババの好き勝手な独り言。

読書の秋に知る、男の”働きっぷり”

2007年10月14日 | 日記
いや~、久々に面白い本を読みました。

『あなたの知らない精子競争~BCな世界へようこそ~』 竹内久美子(文芸春秋)


先日、出張帰りの新幹線の中で読む本を某駅の書店で物色し
数冊購入。その中の一冊がこれ。
わたくしはもっぱら文庫派でして、一度書店によると4~5冊購入します。
ジャンルは決めておらず、文庫コーナーの新刊から棚の中まで
各出版社をササーッとながめ、気になる題名や作家からランダムに選びます。


”精子競争”という文字が目に飛び込んできて思わず手に取るこのわたくし。
秋の夜長になすすべも無く、悶々と過ごす時間をもてあまし気味の日々の暮らしのなせる業なのか?!

パラリとめくってみると、各実験データに基づいた分析がちょっとユーモラスに書かれています。

要旨:男と女の織り成すすべての行為の源は、誰も知らない「精子競争」なのです!浮気、売春、同性愛、女のダイエット、ペニスの形。これらはみんな、遺伝子が次代に残るための激しい争いの結果進化した、BC(=生物学的に正しい)なもの。ヒトの、そして動物すべての真実に迫る痛快科学エッセイ。
(全国書店ネットワーク e-hon より)


あと3割ほど残っていますが、本当に面白い。
今後、私のセイカツの中でも大いに参考になりそうだわ・・・・。

興味のある方は、是非お読みになることをお勧めいたします。
495円です^^




追記:このたび一緒に買った本(全部文庫)

『女ことばはどこへ消えたか?』小林千草(光文社新書)
『生かしておきたい江戸ことば450』澤田一矢(幻冬舎文庫)
『サハラ砂漠の王子様』たかのてるこ(幻冬舎文庫)
『食のほそ道』酒井順子(幻冬舎文庫)
『不倫の恋で苦しむ男たち』亀山早苗(新潮社版)
『塗られた本』松本清張(講談社)

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4 コメント

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竹内さん! (とみしゅう@ケータイ)
2007-10-14 17:40:16
僕も好きです♪

利己的遺伝子やらシンメトリー理論やらの話は、“目から甲羅”レベルのおもしろさですね。

哲学者の土屋賢二さん(このかたのエッセイもお勧めです)が、「コンピューターを作れない人間でも、より複雑な仕組みを持つ人間自身を作る(産む)ことができる」というようなことをおっしゃっていました。

人間って、複雑なんだか単純なんだか… (^_^;)
返信する
とみしゅうさんへ (葉月)
2007-10-15 07:57:10
目から甲羅!
ずいぶん大きなものがボロッと落ちましたね(爆笑)。

竹内久美子さんのことは初めて知りました。
とかく固くなりがちな学術話を、何ともユーモラスに語っていて楽しく読みました。

するって~と、私のこの行為も精子競争をさせるための無意識レベルのものなのか??と思うと
一つ一つが楽しく、納得できたりして。
「それはどうなの?」と思うものもありますが、
全体として”お得感”たっぷりな本でした。

他にもお出しのようですね。
探してみます^^
返信する
面白そうですね (でっちゃん)
2007-10-15 21:08:24
葉月さん

このなかから3冊ほど気になりました。
本屋さんでパラパラしてみたいと思いま~す!
僕にとって、順子さんは二年前の『その人 独身?』以来なのですが、面白かったですか?
返信する
でっちゃんへ (葉月)
2007-10-15 21:55:12
酒井順子さんの本は結構読んでます。
もっぱら文庫はですが。

彼女なりの斜めから見た視点、どこか自虐的な語り、
そして常に客観的、という意味合いから
かなり面白本でした。
酒井順子さんの本で「つまらない」と思った本は無い、といってもよいです。

先ほど『不倫の恋で苦しむ男たち』を読み終えました。
先日読んだ『不倫幸福論』があまりに一面的で浅く、しかもオンナ目線のみだったので、
ものごと公平に、との観点から購入した本ですが、
『あなたの知らない精子競争』読後だったもので
なんちゅうか、笑えちゃったりしました。
『不倫幸福論』よりは掘り起こしてるな、と思いましたけど、同時に男って馬鹿だね~とも思いました、ハイ。


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