ナナッテ先生のおせっかいブログ

自己実現のために……

サメは退化を選んだ!?

2014年08月30日 | その他
生物は進化の過程で骨を増やしてきたと考えられてきました。つまり、骨の数が多いほど高等動物に位置付けられてきました。しかし、この理屈はサメにはあてはまらないようです。

サメには頭蓋骨がありません。頭部の骨は顎だけなのです。このことをもって、サメは、頭蓋骨をもつ一般的な魚に比べて古い、下等な生物とされてきました。

しかし、これを覆す発見がありました。サメより古いのに頭蓋骨を有する魚類が発見されたのです。entelognathus(エンテログナトゥス)といいます。この発見が正しいならば、サメは進化の過程で頭蓋骨を「捨てた」ことになります。

思うに、サメは、意図的に退化の道を選んだのでしょう。他の魚を捕食するのには速く泳げる方が有利ですね。サメは、速く泳げるよう水の抵抗を減らすべく自らの体を改造した――頭蓋骨を捨てて頭部を平たく。

参考:
BBC News - Scientist hails 'jaw-dropping' fish fossil discovery

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