老子 第十一章
三十輻共一轂、当其無有車之用。埏埴以為器、当其無有器之用。鑿戸牅以為室。当其無有室之用、故有之以為利、無之以為用。
三十の輻(や)で一つの轂(こしき)を共にし、当(まさ)に其の無きに車の用有り。埴(はに)を埏(かた)めて以って器を為し、当に其の無きに器の用有り。戸牅(とまど)を鑿(うが)ちて以って室と為し、当に其の無きに室の用有り。故に之れ有るを以って利と為すは、之れ無きを以って用と為す。
続きを読む>老子第一章~十二章 道可道非常道、天下皆知美之為美、不尚賢、道冲、天地不仁、谷神不死、天長地久、上善如水、持而盈之、営魄抱一、三十輻共一轂、五色令人目盲