いま、秋物商品がたくさん入荷してきています。かわいいトレーナーや、チョッピリ大人っぽいニーハイソックスなど、小さな子どもがいたら着せたくなるようなものばかりです。
しかし、安売り屋さんの価格とは、チョッピリ価格が違います。
私の会社が販売するトレーナーは綿100%を中心とした天然素材を使用しています。そのため、どうしても高めになってしまいます。
昔からずーっと天然素材にこだわってきたので、仕入先もおのずと天然素材からしか製品を作らないところに集約されてしまいます。
ポリエステル65%、綿35%のトレーナーは、安売り問屋さんで280円で仕入れられますが、自分の子どもに着せたいと思わないデザインであったり、色合いだったりします。
ポリエステルとの混紡は、どうしても伸縮性が乏しく、毛玉になりやすい特徴があります。しかも、安い商品は小さめに作って、作る枚数を稼ごうとします。だから、買う時には1サイズ大きいものとなりやすく、袖ばかりが長くなってしまいます。
小さな体に無理して着せたら、やっぱりストレスがかかると思います。
みなさんも5センチも袖の長いシャツなんて着たくないでしょ?
大きいサイズと言えば、クツもそうです。「どうせ大きくなるから」という言い訳を心のどこかでして、大きいサイズを買ってしまいます。履きにくいし、脱げ易くなります。小学校の運動会では、コーナーを走っている子どものクツが良く飛んでいます。
さすがに中学生になるとヒモ靴なので脱げにくくなりますが・・・また、大きすぎる靴は、子どもの成長や健康に悪影響があるとか・・・・
とは言っても、経済的な理由もあるでしょうから、一概に責め立てることはできません。
この話を思い出したら、たまには天然素材のジャストサイズの服と、ぴたり足にあったクツを買ってあげてください。