このところ時雨雲が続いている。
最初はよく分からなかったが、地上数百mのところに縞状の黒い雲が続き、それが途切れると青い空が覗く。どうやらこの雲の上空には雲がなく、澄んだ秋空が広がっているようだ。
分かったが、中々感覚が追い付かない。太平洋側だと、このような空は経験出来ないのだ。
黒い雲、その上部は光が当たり白または薄いピンク色に輝く。非常に美しい。
そういえば、西洋中世の絵画にこのような空を見た気がする。
ブリュッセルの天気では「晴れ時々雨」という表現をよく見る。彼の地では年間200日雨が降ると言われるが、降水量は年間を通して月50mmぐらい。
暖流の東にある陸地という点で、今の季節、西ヨーロッパに近いのかもしれない。