ここ奈良盆地では、至る所で彼岸花が見られるが、奈良盆地のほぼ中央、田原本町に行くと俄然スイセンが多くなる。
スイセンは田原本町の町花らしい。奈良県ではここだけだ。スイセンを調べるとヒガンバナ科らしく、確かによく似ている。だが彼岸花をよく見ると葉が広がり、穂先が丸い。
むしろニラに似ているらしく、スイセンを食べて食中毒を起こすことが多いらしい。因みにニラもヒガンバナ科だ。スイセンは葉も含め毒があり、食べると猛烈な嘔吐感に襲われ、その結果死亡することは滅多にないとのことだ。
この田原本町は磯城郡に属し、磯城とは石の多い水辺を意味するらしい。おそらく古代奈良湖の北端にあった名残だろう。
田原本町は飛鳥川が流れる。
昨年5月からこの流域5市町村の車のナンバーが「飛鳥」になった。飛鳥ナンバーにも鳳凰の絵入りバージョンがあり、結構人気があるようだ。