東京10R ジャパンC
◎16.コンデュイット
○18.スクリーンヒーロー
▲5.ウオッカ
△9.リーチザクラウン
△10.オウケンブルースリ
×11.マーシュサイド
注8.マイネルキッツ
◎はミルリーフ≒リヴァーマン4×4にミスワキが絡むという、ナスキロクロスの好配合馬。ダルシャーンはコタシャーンの父でサニングデールの母父で日本向きの鋭い斬れがあるし、あの柔らかで前肢がきれいに伸びる走りならサドラーが入る心配は皆無で、アスコットよりもサンタアニタよりも東京に向いた血統といえる。実績はもちろんナンバーワンだから、遠征の疲れさえなければ今年のメンバーでは力は抜けていると判断。ここから日本の有力所へ。マーシュサイドは北米では直線が比較的長いウッドバインを庭にしているように、母系にスタミナと斬れが入るのでゴーンウエスト産駒ながら東京2400mへの適性はソコソコ高い。これは押さえたい。他の外国馬は力馬か格下かで消した。
--------------------------------
コンデュイットは返し馬でも前肢の出がゴトゴトしてほぐれないのが気になりました
追い切りでもそんな感じは少しあって、まあダートだとこういう走りになるのかな~とあまり気にはしてなかったんですが、レース映像での比較でもBCのときのほうが前肢の伸びがあったような
出遅れたものの4角ではウオッカの後ろに取り付いて、今日の体調なりにベストは尽くした騎乗だったとは思います
返し馬のファンファーレがウインズ場内に流れると、「トボトボ」という表現がピッタリの静かなキャンターで、馬場に出ていくウオッカとルメールの姿が映し出されました
コスモバルクがJCで2着にきたときもあんな感じで、返し馬を終えて立ち止まって鞍上の指示をじっと待っている、あの落ち着き払った姿は今でも忘れられません
微妙なハミ受けのタッチとか繊細な技術面の卓越ももちろんですが、そういう技術とか経験とか全部ひっくるめた上での、いつでも馬を平常心でリラックスさせて走らせることができる、そういうオーラが半端じゃない気がしますねこの人は
癖馬のコスモバルクやダンスインザムードを難なく手の内に入れ、追い込み届かずを繰り返していたハーツクライやリトルアマポーラをフワリと先行させ、カネヒキリもダイワメジャーもフサイチパンドラもテン乗りで当たり前のようにもってきたこの人の手腕からすれば、おいおいやっぱりウオッカも気分良く走らせちゃったよ…程度の驚きしかありませんでしたね
そしてそれは、堂々の1番人気に支持したファンの総意でもあったと思います
聞いたところでは鼻出血があったということで、これで引退の花道という可能性もあるかもしれないので一言書いておくと、父タニノギムレットがブライアンズタイムのダービー馬で、母の父ルションがRivermanのマイラーで、母の母は桜花賞馬シスタートウショウの全姉でHyperion4・5×5ですから、公平にみて中距離血統です(シスタートウショウなんて母母に入れば立派なHyperion的スタミナです)
体型も走法も決してマイラーっぽいとは言えません
ただ気性が前向きすぎるところがあるのは周知の通りで、しかも全身を使ったダイナミックなフォームで走るので、折り合いを欠いて力んでしまうとスタミナロスが大きい、という弱点はありました
ベストは1800~2000mだと思いますが、折り合えば今日のように2400mの平均ペースを乗り切るぐらいの持久力はあります
あともうひとつ、昨年の岩田だってちょっとケンカしたぶん最後甘くなってしまったわけで、決してユタカだけがヘタを打っているわけではなく、とにかくルメールは別格なんだということは付け加えておきたいですね
それより驚いたのはレッドディザイアの強さで、こんな馬をブエナビスタは何回も差していたのかと…(^ ^;)
ウオッカの配合
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/4aa2f0888f6972d9b83f415ce5cd99d6