栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

12/6,7の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2014-12-08 16:37:23 | POG

■『ディープインパクト好配合リスト(2014)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したタッチングスピーチ(牝2歳)が日曜京都3R未勝利戦(芝2000m)を勝ちました。

◎タッチングスピーチ(牝・母リッスン)
リッスンは英G1勝ち馬でいきなりアスコルティを出したが、その全姉Sequoyahも愛G1勝ち馬で英2000ギニーのHenrythenavigatorなどを出している。名牝系に名種牡馬が配されてきたピカピカの良血で、母母BrigidはRiverman≒Ringing Bells2×2(ナスキロ+Bimelech+Man o'War)、リッスンはBold Reason≒Never Bend3×4と代々の配合も満点。名血すぎて大事にされすぎるのが心配になるほどの名血だ。(望田)

○タッチングスピーチ(牝・母リッスン)
母リッスンはフィリーズマイル(英G1・芝8F)の勝ち馬で、その全姉にモイグレアスタッドS(愛G1・芝7F)を勝ったSequoyah、血統構成がまったく同じ馬(父が同じで母同士が全姉妹)にオペラ賞(仏G2・芝1850m)を勝ったInsight、本邦輸入種牡馬サフロンウォルデンがいる。母は文句なしの良血だ。母方に Sadler's Wells を持つディープインパクト産駒は、収得賞金の上位4頭(トーセンラー、スピルバーグ、パララサルー、ピクシープリンセス)がいずれもMr.Prospectorを併せ持っている。本馬はこのパターンに合致していないもののRaise a Native(Mr.Prospector の父)は持っている。「ディープインパクト×Sadler's Wells」という直接配合は過去6頭がデビューして勝ち上がりはわずか2頭。確かに厳しいが、JRAが徐々に芝を重くしている流れを考えると、こんな配合でも侮れない。Danehill Dancerを父に持つ半姉アスコルティが現在3戦2勝という成績なのも不気味だ。「ディープ+Sadler's Wells」の最後の砦として1頭残しておきたい。(栗山)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104906/

■土曜阪神12R1000万下 オメガヴェンデッタ(POG・望田)
■日曜阪神9Rシクラメン賞 ポルトドートウィユ(ディープ・望田&栗山)
■日曜中京10RクロフネC ベステゲシェンク(ディープ・栗山)
■日曜阪神11RタンザナイトS サトノルパン(ディープ・栗山)

タッチングスピーチは「パーフェクト種牡馬辞典」でも取り上げた馬で、今年のディープPOGのイチオシだっただけにとりあえず勝ってくれてよかったよかった(・∀・)

新馬戦は現場で見ていたんですが、「これはしかし、思った以上にピクシープリンセスやなあ…」というのが初対面の感想で(^ ^;)、祐一も「返し馬の段階でもっと長いところの馬だと思った」とコメントしてましたから、それを汲んでの延長だったのでしょう

時計も上がりも平凡ではありましたが、阪神内2000mで先行するハービンジャー産駒を外からねじ伏せて、それも瞬発力や斬れ味というよりは持続力やパワーでねじ伏せてという勝ちっぷりは、やっぱり“二代目ピクプリ”のイメージでした

まあ推奨コメントでも書いたように、リッスンぐらいのスーパー名血名配合だと、ディープ×サドラーがイマイチだとか、そんなことはあんまり気にしないというか、リッスンの仔というだけで欠点や弱点があったとしてもオープンまでは駆けあがってしまうだろう、ということで推奨しちゃいますね~

話は変わりますが、キャロット会報『エクリプス』12月号では「血は水よりも濃し 拡大版」と題して、いつもの3倍の文量で来年の期待馬十数頭について書いていますので、ご一読いただければ幸いです

コメント (7)
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