栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

凍結防止剤とSpecial

2016-01-25 21:21:45 | 血統予想

日曜は「中山ダ1800でSpecial持ちを狙え!本日セール最終日」ということで、グランドエンジェルやワイルドコットンに手を出して悶絶してましたが(^ ^;)、読者の方々といっしょにとってたデータがちょっと間違ってたので、1回中山開催も終わったことやし清書しておきます

・凍結防止剤をまいてからの(1/9~24)中山ダ1800mの勝ち馬一覧とSpecial血脈の有無
アンジェラスベルf(母父Montjeu)
イルフォーコン(母父エルコンドルパサー)
ヴィガーエッジ(父キングカメハメハ)
エメラルエナジー(父ファルブラヴ)
カナスヌーマf(母父Montjeu)
クラシックメタル(母母バレークイーン)
グレンツェント(母父Kingmambo)
コウセイオリーヴf(母父アルカセット)
コスモヒドラ(父コンデュイット)
シフォンカールf(母父キングカメハメハ)
セレンディップf(母父オペラハウス)
バスタータイプ(母母父Kingmambo)
マイネルバウンス(父ゴールドアリュール)
ミラクルウィング(父ジャングルポケット)
メイショウフェイク(父メイショウサムソン)
ルミナリースピン(父キングカメハメハ)
インザバブル(なし)
ヴィータアレグリア(なし)
ヴィスビーf(なし)
カシマブロッサムf(なし)
サンマルデューク(なし)
ピアシングステア(なし)
ファドーグ(なし)

23鞍の勝ち馬23頭のうちSpecial持ちは16頭、割合にして7割弱ということになりますが、たとえば現3~7歳でいうと、中央出走21907頭のうちSpecial持ちは7643頭ですから全体の1/3強にすぎないのです

ちなみにこの23鞍に出走したSpecial持ち頭は延べ140頭で、全出走数が356頭ですからやはり1/3強ぐらいの割合です

この140頭の単複を均等買いしたとすると、[16-4-9-101]で単回値162複回値88、Special持ちが凍結防止剤馬場に強いのはわかったので来年まで覚えておきたいですが、美味しい思いするにはそこからもうちょっと絞る必要がありますな(・∀・)

本日更新のNETKEIBA「重賞の見どころ」では根岸SとシルクロードSの上位人気馬の血統解説を書いていますので、今週もよろしくお願いします

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『競馬血統年鑑2015』発売開始

2016-01-25 09:19:32 | 血統予想

今年も平出さんの『競馬血統年鑑』が発売になりましたのでお知らせします(以下栗山ブログからガツンとコピペ)

2年前に初めて世に出た世界初の"競馬血統年鑑"。その最新刊が完成しました(3冊目です)。著者は競馬本のロングセラー『覚えておきたい日本の牝系100』(競馬道OnLine新書)でおなじみの平出貴昭さん(サラブレッド血統センター)。
http://miesque.com/c00033.html

中央、地方、海外の2015年の重賞結果を「血統」から徹底的に振り返ります。
たとえばJRA重賞なら、日付順、父系順、路線順、ファミリーナンバー順という各パートに再構成し、2015年の成績&血統をカラーで色分けした詳細表示で振り返れるようになっています。各項目すべて血統表を見ることができます。
地方競馬、海外競馬も同様です。たとえば、2015年のDubawi産駒のG1勝ち馬を調べたい場合、この本を見れば一発で分かるだけでなく、各馬の血統表も見ることができます。海外でいまどんな血統が流行っているのか、種牡馬ごとの成功する配合パターンがこの本によって簡単に把握できるというわけです。各国別リーディングサイアー表、父系図も完備しています。
著者による各項目の解説文も必見。個人的に仕事で活用することも多く、正直、これがないと困ってしまうほどです。血統に関心のある方、いや、すべての競馬ファンにお奨めしたいデジタル時代の究極の血統年鑑です。1200円。

…………………………………………………………………………
△▼△ 平出貴昭の『競馬血統年鑑2015』 △▼△
http://miesque.com/c00033.html
 中央、地方、海外、それぞれの重賞結果を血統面から完全フォロー。
 各国別リーディングサイアー表、父系図も完備したデジタル時代の究極の一冊。
…………………………………………………………………………

今週は札幌に出張でいるらしく週末に時間があったら飲もうかと言ってるんですが、それまでに種牡馬辞典と配合診断にメドを立てたい…

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1/23,24の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2016-01-25 00:26:05 | POG

■『ディープインパクト好配合リスト(2011)』で望田潤が推奨したディサイファ(牡7歳)が日曜中山11RアメリカJCC(G2・芝2200m)を勝ちました。

○ディサイファ(牡、母ミズナ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009102678/
グラスワンダーの近親で、Fall AspenにGraceful Touchとパワーと母系にはスタミナのハイインロー血脈が流れる。母父がSeeking the Goldのラインだけにダートも巧そう。

■土曜中山9R若竹賞 ジークカイザー(ディープ・栗山)
■土曜中山10R初霞賞 スペルオンミー(POG・望田)
■土曜中京10Rなずな賞 ペイシャフェリシタ(POG・望田)
■日曜中山10R初富士賞 ラングレー(ディープ・栗山)

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ペイシャフェリシタはクリスマスローズでも◎で狙ったんですが初の1200mでもうなって追走していて、上がりが速すぎたので前と同じ脚色でしたが直線もちゃんと反応していて、やっぱり短距離適性は高いのでもう少しタフな馬場ならば…とあたためてました
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013104606/

・母がNorthern Dancer4×4
・母父がDanzig系のマイラー
・母系にNorthern Dancer+Special
・Busanda≒Courtly Deeのクロス
・Halo≒Sir Ivorのクロス

と、ハーツクライ産駒としてはワンアンドオンリーやヌーヴォレコルトと似た黄金配合パターンなのですが、3代母はNantallah≒Nashua4×2で母はNever Bend≒Bold Reason5×5で全体にパワーに寄った配合で、スペシャルウィークを付けてもペイシャフェリスが出るほど

そもそもGreen Desertという血はなかなか自己主張が強く、名繁殖ビールジャントが何を付けてもGreen Desert的スプリンターを産むように、プレザントケイプも種がスペシャルウィークでもハーツクライでもパワー体質でお尻の大きな短距離型を出します

「種がしなやかで胴伸びのある中距離馬なのに、それとは似ても似つかないパワーマイラー・スプリンターが出た」こんなケースは往々にして母方にノーザンテーストやStorm CatやデインヒルやGreen Desertのような自己主張の強いマイラーの血が入っているもので、彼らは自己主張が強いからこそリーディングサイアーに君臨し子孫を繁栄させているのです

コメント (7)
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