栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

2/20,21の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2021-02-23 17:48:01 | 共有クラブ

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2019)』で望田潤が推奨したフルヴォート(牡3歳)が土曜阪神2Rの未勝利戦(ダート1400m)を勝ち上がりました。

★キャロットクラブ
父ヘニーヒューズ
母リーチコンセンサス(フレンチデピュティ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2018105350/
牡 募集価格:2000万円
母リーチコンセンサスはJRA4勝。最近もノームコアやクロノジェネシスが大活躍で、代を経てもスピードは衰えないラスティックベルの牝系です。ヘニーヒューズはDeputy Minister系の血と合うだろうという読みで、同じヘニーヒューズ×フレンチデピュティのクリストフォリを3年前にピックしましたが、560キロに達する大型馬で脚部不安との戦いになってしまったのは残念でした。アジアエクスプレス=レピアーウィットやバイラなども出て、ダートで成功しているパターンには違いありません。本馬はクリストフォリほど大型ではなく脚元に危なっかしさも見られず、それでいて血統のイメージどおりの手先の強さは感じられます。ダートの長めマイラーとして上級の計算は立つので、クリストフォリのぶんまで頑張ってほしいという思いと願いを込めてピックしました。(望田)

■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2020)』で推奨したヴォワドアンジェ(牝3歳)が日曜阪神2Rの未勝利戦(ダート1800m)を勝ち上がりました。

ヴォワドアンジェ(牝・父Curlin・母Love and Pride)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2018110076/
エクレアスパークルやアンタラジーのイトコで、牝祖Cara Rafaelaは北米G1勝ち馬でBernardiniの母。母Love and PrideはパーソナルエンスンH(米G1・ダ9F)とゼニヤッタS(米G1・ダ8.5F)の勝ち馬で、A.P.Indy×Storm Cat×Quiet AmericanでSecretariat3×4だから繁殖としても有能とみた。アウトブリードのCurlinとの配合も良い。(望田)

■『ディープインパクト好配合リスト(2020)』で栗山求が推奨したエクスインパクト(牡3歳)が日曜東京4Rの未勝利戦(芝2400m)を勝ち上がりました。

○エクスインパクト(牡・母エクセレンスII)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2018104957/
シルクホースクラブで募集価格8000万円。母は芝1400mの仏G3勝ち馬で、仏1000ギニー(G1・芝1600m)と仏オークス(G1・芝2100m)で3着となった活躍馬。母の父Champs Elyseesはハービンジャーの父Dansiliの全弟で、ヨーロッパ血統のなかでも堅い芝に対する適性に定評がある。本馬の全兄ですみれS(L)を勝ったレクセランス、半兄で現3勝クラスのエクセランフィーユ(父Frankel)はいずれも堅い芝を得意とする。母方にDanzigとSir Ivorの組み合わせを持つディープインパクト産駒は、ディサイファ、プリモシーン、ケイアイノーテック、サトノアーサー、ダノンチェイサー、アドマイヤビルゴなどが出ており成功している。(栗山)

■土曜阪神11R京都牝馬S3着 ブランノワール(一口・望田&栗山)
■日曜阪神6R1勝クラス グレイイングリーン(ディープ・望田)
■日曜小倉7R1勝クラス ヴィオリーナ(一口・望田&栗山、ディープ・望田)

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グレイイングリーンは体質や身のこなしがいいのでオープン級やと思ってますが、母母父BuddhaがUnbridled's Song×Storm Catなので、これも最新のディープ黄金配合ですね





父ディープインパクト系、母にUnbridled's SongとStorm Catという配合はラウダシオンやレッドベルオーブなども出て大成功していますが、キズナとルシュクル(母はUnbridled's Songの全妹)との間にビアンフェが出ていることからも、リアルスティールやサトノアラジンやエイシンヒカリといったディープ×Storm Cat種牡馬は、Unbridled's SongやTiznowをもつ牝馬との配合で代表産駒を出すのではないか…という読みもできますな



フェブラリーの回顧で書いたUnbridledとLady Be Good牝系のニックス(Charedi≒Lady Be Goodのニアリークロス)については

父系にUnbridledをもつ馬=勝ち馬率35.8%、平均賞金1173万円
母系にLady Be Goodをもつ馬=勝ち馬率33.6%、平均賞金1432万円
父系にUnbridledをもち母系にLady Be Goodをもつ馬=勝ち馬率44.4%、平均賞金1686万円

というデータでも立証できると思いますが、以下のようにAmerican Pharoahとダンカークとサマーバードの日本での代表産駒が出ている時点で、率以上に長打力を評価すべきですかね



主だった枝だけ紹介しておきましょうか

Lady Be Good
├Discipline
│└Squander
│ ├Pound Foolish
│ │└グッバイヘイロー
│ │ └キングヘイロー
│ └ラシアンルーブル
├Bold Example
│└Past Example
││├Zienelle
│││└Crafty Example
│││ └Intikhab
││└Polish Precedent
│├Highest Regard
││└オウインスパイアリング
│├French Charmer
││├タラズチャーマー
││└Zilzal
│└Perfect Example
│ └ヒットザスポット
├In Hot Pursuit
│└ポッセ
├Impish
│└I Pass
│ └マイニング
└Uncommitted
 ├Wavering Monarch
 └Chellingoua
  └Out West
   └Motivator





ラシアンルーブルもLady Be Good牝系なので、タルマエやダノンレジェンドなんかでダートのオープン馬狙えると思うんですよね…Tapitのラインでもいいすね

また昔話で申し訳ないですが、日本産のマイニング産駒で最も活躍したソルトレイクスター(JRA6勝)ってのをPOGでもってたんですが、I Pass≒Squander2×3を初めてみたときはクラクラきました(・∀・)

「モチ肌はいいぞ!」とMotivator肌にずっと注目してるのも、このLady Be Good牝系なのも理由のひとつです

コメント (3)
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