以下のように、今年に入ってからの「逃げたモーリス産駒」の成績がすさまじくて、石塚さんに苦手と言われていた一周ダートでもついに初勝利をあげたほど(2/21ゴダイリキ)
モーリス産駒全般にいえることですが、後ろから上がり1位でバキューンと差し切るような脚はあまりないので、行って踏ん張るのが勝利への近道だろう…ということは以前から書いてます
シンザン記念のピクシーナイトの意表を突く逃げが典型ですが、3歳になって馬がシッカリしてきて、ハナを切れるほどの出脚が伴ってきたことが、“逃げモーリス2021”のブレイクにつながっているのではないかと
見てのとおり新馬で逃げたのは2頭だけで、あとはデビューから3~5戦目ぐらいに初めて逃げてみたら好走、というケースばかりなんですよね
で、ハナを切るためには、ピクシーナイト(母父キングヘイロー)やノースブリッジ(母父アドマイヤムーン)やハコダテブショウ(母父アジュディケーティング)のように、母父にマイラーのスピードが入るほうが先行しやすいだろうと
モーリス×ディープインパクトは勝ち馬率は高くてコンスタントに走ってるんですが、全[8-13-8-26]と2着が多いのは差し脚質になりやすいからじゃないかと
土曜東京5Rはトゥーフェイスが断然の1人気で、でもこれはモーディープの差し馬やからまた2着か3着やろうという馬券を組んでみたら、ルメールは涼しい顔でハナを奪ってしまい楽勝でした(^ ^;)
そんなわけで、ついでに有力種牡馬の「上がり1位勝率ランキング」を出してみました
2016~2021/2/21までのJRA芝レースの勝ち鞍が多い上位50頭の種牡馬の、芝全勝ち鞍における上がり1位勝ち鞍の割合を算出し、上位順にソートしていますが、これは見方を変えれば上位ほど行けない脚質、下位ほど先行粘りの脚質ともいえるんですよね