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パート4/人が適応していくために2/胸腺の学習機会を多くする
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胸腺という臓器は、獲得免疫であるT細胞の教育機関です。
T細胞は生まれるとすぐに胸腺に集められ、攻撃すべき抗原との闘い方や攻撃してはならない自己をしっかり認識するための教育を受けます。
その際に大切なのが、その人がどれだけたくさんの種類の抗原に曝露されてきたか、抗原の種類が多ければ多いほど、胸腺でT細胞が教えられる闘い方や武器のパリエーションは多くなります。
また、自分自身の正常な細胞を抗原とまちがえて攻撃しては大変(様々なアレルギーを引き起こす)なので、自己のたんぱく質に反応してしまったT細胞は排除されてしまうのだそうです。
ところが、胸腺は20歳を過ぎる頃にはなくなってしまうのです。
つまり、きちんと教育を施された優秀T細胞を得ることができるのは20歳までだということです。
だから、獲得免疫に関しては20歳までにどれだけ免疫の貯金ができたのかで、その人の獲得免疫力は決まってしまうそうです。
だからこそ、胸腺の働きが活発な子どものうちに、たくさんの菌やウイルスに触れ、それらに負けない身体(免疫力)をつくっておくことが肝心です。
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