去る1月下旬、第一句集「航(もやい)」を上梓した。平成29年から選句編集作業を続け、途中結社舞の芭蕉研究「おくのほそ道」等の原稿執筆のため中断していたが、一年をかけて一冊に纏めた。搭載句数400句と、多くの先輩諸氏の句集よりも句数が多くなってしまったが、自分史を兼ねるという編集方針からは妥当な句数ではないかと考えている。
句集上梓に際しては、結社舞主宰の山西雅子先生から懇切なるご指導と共に、俳句としての表記や仮名遣いについての校正や添削、更には各俳句の並べ方までご指導戴き、完璧な句集に仕上げることが出来た。また、沖まで遠望するカバーの装丁は、喜怒哀楽書房の木戸敦子氏や菅真理子氏のご提案により、これもとても良い形になったものと思う。
帯文は、舞誌編集長であり、筆者の句友でもある今井とんぼ氏に纏めて戴いた。筆者の心象を的確に言い当てており、句集「航」に相応しいものになった。
上梓迄に戴いた各氏のご協力に感謝したいと思う。
現在までに謹呈させて戴いた方からの反応はとても好意的であり、筆者にとっても大変喜ばしいことであった。特に、十数年前の小学校教員時代の教え子からの謝辞は涙がでる程嬉しかった。俳句を遣っていて良かったと思う。今後出来るか否かは別として、次の第二句集編集に繋げる気力にもなった。有り難いことである。
二年越しのブログ更新が、句集「航」の上梓報告になった。向後暫くの間は、俳論「つれづれ俳句雑感」の編集と、中断していた「東海道吟行記」等、本ブログの記事の更新をしたいと思っている。
2019(令和元)年5月26日
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