ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

再び疎開に行かれた方からのメール

2012-03-01 | 放射能関連情報
 2月11日付の投稿「ある方からのメールです」で情報をくださった関東在住の女性の方からメールが届きました。
 その後の経過について教えていただき、また弊ブログへの掲載をご了承してくださいましたので、ここで皆様にもご紹介します。

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 昨年末、九州へ一週間の疎開し、手の皮膚疾患は、ほぼ完治といってよいほど症状が軽減しました。
 ただ、治り方がゆっくりで
「なんとなく良くなってきている気がするなあ。」
というのが毎日続き、九州から帰ってふと手を見るといつの間にやら治っていた、という感じだったそうです。

 しかし、帰宅後の正月明けから右手人差し指と中指の皮膚疾患(水泡、痒みと痛み、かさぶた、ひび割れ)が再発。
 何週もの間、何をしても良くなりませんでした。

 今年に入ってから別の場所へ疎開しました。出発の24時間後くらいでぽろぽろ剥がれ出した皮膚の下に、もう既に奇麗な皮膚が出来ていました。
 水泡があったところがカサカサに乾いて剥けてきて、下からもう奇麗な皮膚が出てきてる…という状態となりました。
 その後3日ほどで治癒してしまいました。かさぶたの痕だけはもう少し長く残りましたが、急激な変化があったそうです。

 2回目の疎開に来ている場所が、風向き的に原発の影響を受けず、また、もとより公害もないような大変な田舎であることが奏功しているのかもしれません。・・・とご本人は判断しています。

 「非常に不快な症状でしたので治って嬉しいです(^^)。」
というメールが届き、私も嬉しいです。
 この方にもメールでお伝えしていたのですが、やはり疎開できる機会があったら、少しでも大事にしたほうがいいと思います。

 疎開、というと何だか戦争中の学童疎開を思い出してしまいますが、保養地に行くと思えばいいですよね。
 これから日本も保養に力を入れてほしいです。
 前にも書きましたが、旅行代理店で保養ツアーを組めばいいのに、と思います。
 またSOS子ども村のような保養施設を一から作るのは大変ですが、すでにある施設をうまく活用してほしいです。
 例えば温泉地。林間学校やキャンプ場で保養プログラムを取り入れる。社員旅行を保養目的も兼ねるようにすれば、休みが摂りにくい日本人も同僚たちと堂々と保養ができるのに・・・と思いました。

 とにかく保養に行ける機会があればそれを逃さず、思い切って行ってほしいです。