3月26日にビタペクトTと「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第131回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
前回の配布に続いて今回も子どもたちにビタペクトTを渡すことができませんでした。代わりにペクチン配合セルロースを配布しました。
以前のこの活動でもセルロースをビタペクトTの代わりに子どもたちに渡したことがあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
133回目に当たるチロ基金の活動「ビタペクト2無料配布」について。
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c5c13bdc865c7071c69c29024464ff6d
チロ基金の活動「ビタペクト2(セルロース)『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第123回」
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/b70d590afa565bd909875ae3aae13527
ペクチン配合セルロースについてはこちらです。
ペクチン配合セルロースについて (1)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a
ペクチン配合セルロースについて (2)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5d48a74eef693b9246d188dfa277d076
ペクチン配合セルロースについて (3)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/33089b7659d42b742cf36a33deba21ad
ビタペクトTを製造しているベルラド研究所側の事情により、現在ビタペクトTの製造が休止しています。さらに現在のところ在庫もありません。
もうすぐ製造が再開する予定です。しかしチロ基金としては子どもたちに何もあげないよりは、ペクチン配合セルロースを渡すほうがいいと考え、今回はビタペクトTの代わりに「ペクチン入りセルロース・ツルコケモモ」(250グラム入り)3個(6人分)をSOS子ども村にて保養滞在している家族に渡しましたのでご報告いたします。
これでチロ基金が今までに子どもたちに渡したペクチン入りセルロースは合計9個になりました。
ペクチン入りセルロースは250グラム入りで、ビタペクトTは152グラム入りです。そのためペクチン入りセルロースを子どもたちにあげるときには1個で2人分として渡しています。
また「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。これで今までに配布した「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1700部となりました。
今回で通算141回目の配布となりました。延べ人数ですが、1700家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html
(ビタペクトTを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
今回はボブルイスク市(チェルノブイリ原発から約200キロ)から3家族がSOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族にお話を伺いました。
(家族A)
お母さんが実子2人と親戚の子どもを2人引率していました。
この家族には1個のペクチン入りセルロースを渡しました。
それぞれの体内放射能値はこのとおりです。○印の子どもにセルロースを渡しました。
母親(事故発生時2歳)7ベクレル
長女 (6歳)17ベクレル ○
長男 (3歳) 0ベクレル
女子(14歳)13ベクレル
男子 (8歳)21ベクレル ○
お母さんはよく胃炎を起こすそうです。この体質が遺伝しているのか、長男も次女も胃炎を起こしており、次女は入院までしたそうです。長男はさらに風邪をよくひくそうです。
14歳の女の子も風邪をよくひくので、免疫力が落ちているとお母さんは話していました。
(家族B)
お母さんが実子3人と親戚の子ども1人を引率していました。
この家族には1個のペクチン入りセルロースを渡しました。
それぞれの体内放射能値はこのとおりです。○印の子どもにセルロースを渡しました。
母親(事故発生時6歳)14ベクレル
長女(14歳)23ベクレル ○
長男 (9歳) 0ベクレル
次女 (2歳)16ベクレル
女子(11歳) 0ベクレル
お母さんは風邪をひきやすく、胃炎にも苦しんでいます。でも慢性的に背中が痛く、とても大変だと話していました。
長女は鼻の横の部分に腫瘍が見つかり、手術するよう言われ、近いうちに摘出する予定だということでした。さらに頭痛持ちで、診察してもらったところ、血管が拡張するために起こる頭痛だという診断でした。(これは片頭痛ですね。)
長男は首の部分のリンパ腺が腫れ、治らないので、1つの腺を摘出手術しました。このほか肝臓と脾臓が肥大しており、治療によって脾臓のほうはだいぶよくなったのですが完治はしていないそうです。このほかホルモン分泌の異常もあります。
次女は慢性気管支炎、アレルギー体質で特に皮膚が弱いそうです。
11歳の女の子も気管支系統の病気全般によくかかると話していました。
(家族C)
お母さんが4人の子どもを引率していました。この家族にはセルロースを渡していません。セルロースは容量が多くて1個を2人で分けます。
そこで家族Bの長女にあげたセルロースを家族Cの11歳の女の子と保養滞在中、分け合って飲むことになりました。保養終了後、残ったセルロースは家族Bの長女が帰宅後飲み続けることになります。
この家族の測定結果はこのとおりです。
母親(事故発生時13歳)0ベクレル
女子(13歳)16ベクレル
女子(11歳)18ベクレル ○
男子 (5歳)15ベクレル
男子 (2歳)20ベクレル
このうち男子2人は兄弟です。今回は私のほうからSOS子ども村には行かず、日本文化情報センターで開催中の着物展に皆さんご招待したのですが、この2人が保養に来てからそろって風邪をひいてしまったため、家族Cのお母さんはSOS子ども村に残ってしまい、私は直接お話をうかがうことができませんでした。
そのため他のお母さんと13歳の女の子から話を聞きました。
それによると、家族Cのお母さんは手に湿疹が常にできており、腫れて痛々しく、ひびがあちこちに入っているそうです。
13歳の女の子は胃炎と中耳炎に苦しんでいる、と話していました。
5歳の男の子は視力に問題があり、よく気管支炎になるそうです。
2歳の男の子も喉頭炎によくかかる、ということでした。特にこの兄弟はよく病気をしており、とても体が弱い、ということでした。
SOS子ども村へ保養に来たのに病気になってしまうなんて、残念ですよね。
最後になりましたが、ペクチン配合セルロースの購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や手作りのアクリルたわし、紙風船など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方にこの場を借りて深くお礼申し上げます。
多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
画像は日本文化情報センターで撮影した物です。
病気のためにここには写っていない子どももいます。
前回の配布に続いて今回も子どもたちにビタペクトTを渡すことができませんでした。代わりにペクチン配合セルロースを配布しました。
以前のこの活動でもセルロースをビタペクトTの代わりに子どもたちに渡したことがあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
133回目に当たるチロ基金の活動「ビタペクト2無料配布」について。
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c5c13bdc865c7071c69c29024464ff6d
チロ基金の活動「ビタペクト2(セルロース)『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第123回」
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/b70d590afa565bd909875ae3aae13527
ペクチン配合セルロースについてはこちらです。
ペクチン配合セルロースについて (1)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a
ペクチン配合セルロースについて (2)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5d48a74eef693b9246d188dfa277d076
ペクチン配合セルロースについて (3)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/33089b7659d42b742cf36a33deba21ad
ビタペクトTを製造しているベルラド研究所側の事情により、現在ビタペクトTの製造が休止しています。さらに現在のところ在庫もありません。
もうすぐ製造が再開する予定です。しかしチロ基金としては子どもたちに何もあげないよりは、ペクチン配合セルロースを渡すほうがいいと考え、今回はビタペクトTの代わりに「ペクチン入りセルロース・ツルコケモモ」(250グラム入り)3個(6人分)をSOS子ども村にて保養滞在している家族に渡しましたのでご報告いたします。
これでチロ基金が今までに子どもたちに渡したペクチン入りセルロースは合計9個になりました。
ペクチン入りセルロースは250グラム入りで、ビタペクトTは152グラム入りです。そのためペクチン入りセルロースを子どもたちにあげるときには1個で2人分として渡しています。
また「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。これで今までに配布した「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1700部となりました。
今回で通算141回目の配布となりました。延べ人数ですが、1700家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html
(ビタペクトTを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
今回はボブルイスク市(チェルノブイリ原発から約200キロ)から3家族がSOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族にお話を伺いました。
(家族A)
お母さんが実子2人と親戚の子どもを2人引率していました。
この家族には1個のペクチン入りセルロースを渡しました。
それぞれの体内放射能値はこのとおりです。○印の子どもにセルロースを渡しました。
母親(事故発生時2歳)7ベクレル
長女 (6歳)17ベクレル ○
長男 (3歳) 0ベクレル
女子(14歳)13ベクレル
男子 (8歳)21ベクレル ○
お母さんはよく胃炎を起こすそうです。この体質が遺伝しているのか、長男も次女も胃炎を起こしており、次女は入院までしたそうです。長男はさらに風邪をよくひくそうです。
14歳の女の子も風邪をよくひくので、免疫力が落ちているとお母さんは話していました。
(家族B)
お母さんが実子3人と親戚の子ども1人を引率していました。
この家族には1個のペクチン入りセルロースを渡しました。
それぞれの体内放射能値はこのとおりです。○印の子どもにセルロースを渡しました。
母親(事故発生時6歳)14ベクレル
長女(14歳)23ベクレル ○
長男 (9歳) 0ベクレル
次女 (2歳)16ベクレル
女子(11歳) 0ベクレル
お母さんは風邪をひきやすく、胃炎にも苦しんでいます。でも慢性的に背中が痛く、とても大変だと話していました。
長女は鼻の横の部分に腫瘍が見つかり、手術するよう言われ、近いうちに摘出する予定だということでした。さらに頭痛持ちで、診察してもらったところ、血管が拡張するために起こる頭痛だという診断でした。(これは片頭痛ですね。)
長男は首の部分のリンパ腺が腫れ、治らないので、1つの腺を摘出手術しました。このほか肝臓と脾臓が肥大しており、治療によって脾臓のほうはだいぶよくなったのですが完治はしていないそうです。このほかホルモン分泌の異常もあります。
次女は慢性気管支炎、アレルギー体質で特に皮膚が弱いそうです。
11歳の女の子も気管支系統の病気全般によくかかると話していました。
(家族C)
お母さんが4人の子どもを引率していました。この家族にはセルロースを渡していません。セルロースは容量が多くて1個を2人で分けます。
そこで家族Bの長女にあげたセルロースを家族Cの11歳の女の子と保養滞在中、分け合って飲むことになりました。保養終了後、残ったセルロースは家族Bの長女が帰宅後飲み続けることになります。
この家族の測定結果はこのとおりです。
母親(事故発生時13歳)0ベクレル
女子(13歳)16ベクレル
女子(11歳)18ベクレル ○
男子 (5歳)15ベクレル
男子 (2歳)20ベクレル
このうち男子2人は兄弟です。今回は私のほうからSOS子ども村には行かず、日本文化情報センターで開催中の着物展に皆さんご招待したのですが、この2人が保養に来てからそろって風邪をひいてしまったため、家族Cのお母さんはSOS子ども村に残ってしまい、私は直接お話をうかがうことができませんでした。
そのため他のお母さんと13歳の女の子から話を聞きました。
それによると、家族Cのお母さんは手に湿疹が常にできており、腫れて痛々しく、ひびがあちこちに入っているそうです。
13歳の女の子は胃炎と中耳炎に苦しんでいる、と話していました。
5歳の男の子は視力に問題があり、よく気管支炎になるそうです。
2歳の男の子も喉頭炎によくかかる、ということでした。特にこの兄弟はよく病気をしており、とても体が弱い、ということでした。
SOS子ども村へ保養に来たのに病気になってしまうなんて、残念ですよね。
最後になりましたが、ペクチン配合セルロースの購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や手作りのアクリルたわし、紙風船など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方にこの場を借りて深くお礼申し上げます。
多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
画像は日本文化情報センターで撮影した物です。
病気のためにここには写っていない子どももいます。