ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ベラルーシのコロナウイルス感染者8773人。死者数63人

2020-04-24 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 4月24日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は8773人になりました。1日でおよそ750人の増加です。
 死者数は63人になりました。114人が重症。
 回復した人の数は1120人。
 13万件以上の検査数になりました。
 
 明日は小中高は登校日。その後三連休です。
 ベラルーシ教育省は今日になって、教員は教室で授業をしないほうが良い、と言い出しました。子どものほうが登校しないほうがいい、ではありません。
 今後、遠隔学習に移行するそうです。5月30日、31日には卒業式、学年末を迎えて、受験生以外は3ヶ月の夏休みです。
 学校は再開しましたが、この1週間の教育現場の様子では、登校したのがクラスで一人だけだったり、月曜日は来たものの、その後来なくなった子どももたくさんいたようです。
 6月と7月に予定されている、高校卒業試験と大学入試試験は、予定通り実施すると教育省は発表しました。

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 今日のニュースです。
 読売新聞オンライン 入国拒否は87か国・地域対象に…ロシア・カタールなど14か国追加へ
 外務省は24日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ロシアやカタールなど14か国の感染症危険情報(4段階)をレベル3の「渡航中止勧告」に引き上げた。政府は近く、これらの国を入国拒否の対象に追加する予定で、対象は計87か国・地域となる。
 今回、引き上げられたのは、欧州ではロシアとウクライナ、ベラルーシの3か国で、欧州は全ての国がレベル3となった。中東・アフリカでは、サウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、オマーン、ジブチの6か国、中南米では、ペルー、ドミニカ共和国、アンティグア・バーブーダ、セントクリストファー・ネビス、バルバドスの5か国が対象となった。
 政府は近く、これらの国に対し、他のレベル3の国や地域と同様、過去2週間以内に滞在した外国人について特段の事情がない限り入国拒否とする。日本人や日本人の配偶者らは入国できるが、入国後にPCR検査を受けることになる。

 茂木外相は24日の記者会見で「死亡者は世界的に増加し、感染拡大は地理的にもますます広がっている」との認識を示した。

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 レベル3「渡航中止勧告」と言うのは 日本外務省海外安全HPによると、

「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」その国・地域への渡航は,どのような目的であれ止めてください。
(場合によっては,現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)

 ・・・ということです。
 日本に住んでいる日本人がベラルーシに入国するのが大変難しくなりました。ベラルーシは国境封鎖はしていませんが、もう無理と考えたほうがいいです。
 ベラルーシに住んでいる日本人の私は、2行目の括弧内の内容のほうが当てはまります。

 ちなみにレベル2は
「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」
その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合には特別な注意を払うとともに,十分な安全対策をとってください。

 現在世界の国がレベル2かレベル3に指定されています。

 ちなみにレベル4は
「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」
その国・地域に滞在している方は滞在地から,安全な国・地域へ退避してください。この状況では,当然のことながら,どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。

 コロナウイルスが世界中に広がっているので、もし急にベラルーシから安全な国や地域に退避してください、と言われても、周辺の国が全てレベル3かレベル2だと、どうしたらいいのでしょう。
 日本へ帰国するか、せめてレベル2の国か地域に移動する、ということでしょうか。しかし国境を封鎖している国が多いので、どうやって移動したらいいのか、そのときにならないとわかりませんね。
 移動手段が全くなくなっているかもしれません。

 とにかく、ベラルーシがレベル4に引き上げられないよう、これ以上感染者数が増加しないことを祈るしかありません。後は自分が感染しないように、そして周囲のベラルーシ人に感染させないように気をつけることだと思いました。

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 4月27日の書き込みです。
 上記14カ国からの入国禁止が29日から効力を持つことが発表されました。