親の人生を垣間見る

今日は　一時帰宅の父を連れて実家に行くつもりでした。
ところが、今朝少し気温が低く　心臓の悪い父は　相当堪えたようで　朝から食事もろくに摂らずに
またまた　布団にはいってしまいました。
この時期にエアコンの設定２１度に設定。
お昼までずっと眠っていたようでいつ覗いても　眠ってるのか？息してるのか？って思うくらい静かでした。
『近いよなぁ』って思った。

とうとうお昼ご飯まで眠り、１１時半くらいに食事に誘い、血糖値を計り、インスリンを打ち
食事を出したものの・・欲しくなさそうに食べた。
顔色も昨日に比べたら別人・・病人の顔をしてる。
訪問看護師さんに電話で尋ねたら・・脈を計って・・不整脈で脈がとんでる。
嘔吐が来たりするようなら医療機関の受診をするように支持が出た。
ちょっと家を空けるわけには行かないようだ。２４時間で在宅介護をしていらっしゃる方のご苦労を見た気がする。
私はドキドキしてる。爺さんは心臓なので・・特に怖い。

そしてそれからは　ずっと目を覚ましてるが布団の中。
テレビを見たり・・新聞を読んだり・・
父の携帯に母から電話がかかり・・話が始まった。
どうも　母の同級生が亡くなった話らしい。娘さんの腕の中で亡くなったとか・
二人で　二人にだけわかる話をしている。
「ばあさん、先に逝くなよ　順番じゃけ・・ワシが先に逝くんじゃ・・ばあさんが居らんようなったら　ワシャ酷いもんじゃけの」

二人はまたまた少なくなった知人　隣人の話をひとしき話して電話を切った。
「明日の朝は　またそっちに行くけぇ」
どうのこうのと喧嘩をしてもやっぱり、夫婦ふたり一緒がいいらしい。

最近、実家のメチャクチャな家の中や外を整理していると　両親が二人だけの家族になってからの
親の生きてきた人生を目にすることが多々ある。
家の事も　土地、家、預貯金。
預かってみて・・改めていろいろ考えることがある。
跡継ぎがいないのだから・・もっとしっかり先を見据えて用意していなかったんだろうか？
自分たちが親を介護してきたから解っていそうなものなのに・・そう思った。

自分のまじかに迫った老後・・計画的にしておかなくては・・
もう・・間に合わない事もあるかも・・いやいや・・両親も結果論か？

歳をとるって辛いものかもって最近、よく思う。体も頭も使えなくなっていくんだもんね。
長生きしたくないなぁ～～♪って思う。