猫の避妊に色々思う

一昨日の夕方から　クロちゃんの保護？確保？に取り掛かったが　敢え無く撃沈。
懐いているようで　やはり外ネコで自分で生きてる？から　人間を信用していない。
いや・・信用してくれてるから　寝てる姿も見せるし　そばを歩いても逃げないのだろうけど。

獣医さんに保護出来ない報告をしたら　ギリギリまで待ちますからと言ってくれた。
この獣医さんというのが　ホントに温かみのあるお兄さんで　自分で開業してないから肩身が狭いだろうけど雇い主の院長より人気があって評判がいい（余計な事書いた💦）
昨日の午前中　どんなにしてゲージまで持って行こうか・・ひたすら悩んで・・ばーちゃんちの軒下で座っていた。
ところが・私が居る事で安心したのか？はたまた緊張が途切れたのか？軒下に作った猫ゲージで丸くなって眠り始めた。
そうっと２つの扉を閉めた・・が、気が付いて　悲鳴のような鳴き方をし始めた。
それから　ネコキャリーに移すまでの出来事は割愛して・・
なんとか　無事に動物病院に連れて行くことが出来た。
避妊手術と病気が無いか？異常はないか？友人と二人で相談しながら頼んできた。

手術の途中だと電話が入り　ドキっとしたが　血糖値が異常に高いとか？興奮したせいかも？知れないが　他もみますか？とか言われた。白血球も少し多いとか・・
野良だけど・・野良じゃない。
継続した治療までは　今後簡単に手が出せない猫だから　出来ないけど・してあげられないけど・・今できる抗生剤位は　打っておいて欲しいと頼んだ。
クロちゃんは　今後野良猫状態で生きられるのか？

家の中で飼育することは　旦那から拒否されてる。「今いる　てっちんの破壊工作で十二分である」「自分達の年齢を考えたら新しく迎えるのは無理」という理由から。
今後・・誰かの好意で　飼い猫になる予定も希望もない。
あれば・・とっくの昔になってるわ。そんなに美人でも　愛想がいいわけでもなく神経質な性格してるし。
「外で避妊手術するなら　ばあちゃんちの庭に居させてもよい」の許可の元、旦那の年金でご飯が支給出来てる状態。。。が今後も続く予定。(笑)

病院のいつもお世話になってる女医さんは「野良は自然淘汰の対象なんだ。すべての猫を助けるわけにはいかない」というコメントに、その時は本当に腹が立ったけど・・現実問題。いや・・こうやって野良を抱えてみて・・実感する。
自分に出来る事には限りがある。せめて縁あって庭に迷い込んで来た猫さえ・・病気？までは治療してやれない。ノミやダニ、寄生虫の駆除までしか。。

夕方　柔らかい猫のエサを差し入れて様子を見てきたが　よろよろと麻酔の切れかかった体で「私の掛ける声に反応してる」という獣医師さんの言葉に胸が詰まった。
ごめんね！　クロちゃん。お母さんがしてあげられることは　ここまでだよ。生きてくのに少しでも負担を少なくしてあげられるのは。。痛い思いをさせてごめんね！

少しでも野良の猫や犬が少なくなって欲しい。悲しい思いをしないで欲しい。
高いお金をかけて　ブランド品の犬猫を飼うより・・少しでもいいから・・野良を減らすようにして欲しい。　本当にそう願う。
命なんだから・・