ヌートリアの親子

朝の散歩の時のこと。
今日は　お隣のワンコと一緒に散歩してたら　ご近所のおばちゃんが、
「ヌートリアが罠に掛かってるんだけど　子持ちのママみたいじゃ」と言う。

案内してもらって見ると　川の草地のところに中型犬くらいが入れそうな鉄格子の罠がおいてある。
先日　バロンの散歩の時に　この罠を仕掛けてる時もみかけて「何の罠ですか？」って聞いた覚えがある。
「ヌートリアがのぉ　よーけこと居るんじゃ！　イチジクを取って食べたり、野菜モノを荒らしたり困るけぇ・・」と
言われてましたっけ。
あれから　たったの２日で３匹めを捕獲することになったとか・・
最初の２匹は　捕ってすぐ殺したそうです。　
それが今度は４匹のこどもを連れたおかあさんヌートリアが掛かってしまって、捕まえたものの殺すことが出来ずにいるらしい。
４匹の子供は檻の中と外を自由に出入りするらしく、私が見たときは　掴まったお母さんのそばに丸くなっていた。

見ているだけではとても可愛らしい。　
動くものをみると　追っかけたくなるバロンは　罠に捕まってるヌートリアの親子を見つめたまま・・
長い間　動かなかった。
無理に連れて帰ろうとすると・足を突っ張って動かないし・・「うぅぅ・・」と怒る。
だけど・・見ていられない。可哀想で・・

ヌートリアっていうのは、川に住んでいて、夜行性のビーバーのような・・大きなねずみのような生き物です。

（画像はyahooでお借りしました）
大きさで言うと・・猫よりちょっと大きく、体はもっとまるく・・ねずみに似てる。
大きな鋭い前歯で、カボチャだって・・バリバリ食べてしまう。
夜の間に　川のそばの菜園はメチャクチャにしてしまうくらい大食でもある。
西日本か・・中部日本くらいまでは生息してると思う。

動物好きな私としたら・・胸を締め付けられそうになるくらい　可哀想に思うし・・人間社会には迷惑だろうけど・・
私の菜園を荒らされたら・・困るけど・・
それでも、やはり、　子持ちのヌートリアの愛らしい姿をみたら・・　辛い。