弦楽器と鼻笛 Nekoya四弦堂

Nekoya製作の弦楽器や鼻笛をご紹介するブログです。

アーチトップ テナーギター

2023-01-03 13:02:00 | 音楽
削り出しアーチトップのテナーギターです。
オービル ギブソン作のギターをモチーフにしました。
実はトップを削りながら、6弦のパーラーギターにするか随分迷いました。
結局はあまり弾くことは無いだろうとゆう事で4弦となりました。
ネックはメイプル、トップは30㎜のレッドシダー削り出し。
サイドは曲げでは無く47㎜のアフリカンマホガニーから切り出し。
バックもアフリカンマホガニー削り出しです。
スケールは580㎜で現状ではテナーギターチューニングではなく、シカゴチューニングにしています。
テールピースは6弦のリゾネーターギター用をグラインダーで改造した苦心作です。
変わった楽器を作るとケースに困りますが、ボディーが薄いのでエレキギター用のギグバッグにピッタリと収まりました。


ドシュプルール

2023-01-03 12:33:00 | 音楽
ご注文いただき製作しました、トゥバ共和国の弦楽器ドシュプルールです。
本来は前面に動物の皮を張るのですが、湿度の変化が大きい日本で気軽に弾けるようREMO製のフレームドラムを入れました。
材も本場では松の様ですが、ネックにはメイプルをボディーには檜を使いました。
ヘッドには猫のインレイをご所望され、Nekoyaのサインも入れました。
大変お気に入りいただきました。



リンバージャック(ジグドール)

2022-08-08 19:55:00 | 音楽
久し振りにリンバージャック(ジグドール)を作りました。
以前は注文いただいて一度に10個とか作ってましたが、部品の点数も多くなるので今は3個くらいが丁度良いです。
同じ木取りからそれぞれタイプの違う物を作ってみました。
出来るだけシンプルに、それでも魅力的であるためにはデザインが重要だと思います。
ちゃんと学んだ事もなくデッサンも苦手なので、頭の中で描いた物を作ってみるしか有りません。
好みは人それぞれですから、どれが良くないとゆうことは無いとは思います。
それでも自分の中で決定版とゆうのは目指しております。
リンバージャック(ジグドール)は弦楽器や鼻笛とは違う、表現が出来る作品でもあります。



創作楽器ダルシリュート

2022-07-19 09:54:00 | 音楽
随分とご無沙汰しておりましたが、精力的に製作しておりました。
ここのところ作っていたのは、マウンテンダルシマーをギターのようにして弾けるステックダルシマー(ギターダルシマー)です。
今回はそれをさらに本格的な楽器に進化させて見ました。
簡単に説明すると、復弦化したネックをマンドリンのボディーにセットした物です。
昔テナーバンジョーとテナーギターの合いの子の様な「テナーリュート」とゆう楽器がありました。
ぱっと見それと似ているので「ダルシリュート」と名付けました。
弾き方はステックダルシマーと同じですが、復弦(3コースはオクターブ)なのでスペーシーな響きで、音はブズーキやサズに似ています。
実際、全音階でフレットを打てば3コースのブズーキにする事もできますが、それはまたの機会にしました。
さてどんな曲を弾くかと言えば、アメリカ民謡やアイリッシュ、スコティッシュなどの民謡がピッタリです。
即興でニューエイジ風に弾くのも良いでしょう。
どちらかと言えば、繊細に弾くよりはガツガツと弾いた方が民族楽器ぽく雰囲気です。