弦楽器と鼻笛 Nekoya四弦堂

Nekoya製作の弦楽器や鼻笛をご紹介するブログです。

中世風フィドル

2025-01-31 21:17:00 | 日記

中世風フィドル造りました。
中世フィドルでは無く中世風です。
スケールはバイオリンと同じで、バイオリンの弦を張ってあります。

ボディサイドバックはタモ、ネックもタモです。

トップは宮大工の知り合いにもらったお寺の廃材で、柾目の檜です。

削っていると檜の匂いよりはお線香の匂いがしました。

トップもバックも削り出しで若干のアーチを付けてあります。

魂柱も立てましたが固定しております。

ネックの握りはバイオリンよりはかなり太くなっています。

最初ネックの角度が大き過ぎたので少し手直ししたら、やり過ぎてしまった様です。

あと、テールピースもいずれ作り直すつもりです。

フィドルは弾くのは苦手ですが好きな楽器です。

次はこれを手本に本格的な物を造ります

また、好評だったボックスフィドルやポシェットバイオリンなども造りたいと思います。













トラベルウクレレNo.64〜66

2025-01-16 21:26:00 | 日記
今年初めての作品はトラベルウクレレです。

N o.64はスケール348㎜、65と66は330ミリです。

全長はどれも480㎜に収めているので、No.64はスケールが長い分ブリッジの後ろが短く、その為に音量は控えめです。

そしてテンションが強い分音は硬めとなります。

18㎜の差とゆうのは1フレット分なので、つまりは半音下げのテンションとなるのですが、小さく薄いボディの場合このテンションの緩さが鳴りにはちょうど良いかと思います。

しかしながら、普段弾かれているウクレレとの違和感を気にされるのか、ソプラノスケールに拘る方も見えますので、2種類のスケールを用意しているわけです。

旅先とゆう普段とは違うシチュエーションであれば、鳴り、あるいは、若干の弾き心地の違いには目を瞑っていただくとゆう想定をしています。

例えばトップを薄くすれば鳴りが良くなるのですが、ケースに入れずに持ち運ぶ事を考えればタフさは必須でしょう。

折角旅先で弾く事を楽しみにしていたのに、壊れて弾けなければ元もこもありません。

私自身旅を趣味としており、勿論楽器を持っていきます。

旅先で楽器にトラブルが有り、ただの邪魔なお荷物と化した経験もあります。

意外に音が響きすぎて、弾く事を憚られるといった事も有ります。

そういった経験から、トラベルウクレレを製作しております。

また生活の様式や環境によっては、普通の大きさの(ソプラノ)出会っても移動の負担に感じられる方もおられる様です。

その様な方の需要もあるので、今のサイズに拘りすぎる事も無いのかな?とゆう気もしています。

今年はウクレレに限らず、気軽に持ち運べる楽器をテーマにしたいと思っております。

大量はともかくとして、音の良さと安心して持ち出せるタフさの両立を目指します。









2025年 新年のご挨拶

2025-01-01 15:41:00 | 日記

明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。

しばらくぶりの投稿が新年のご挨拶になるとは、自分でも思っておりませんでした。

前回考え中だった楽器も完成させ、鼻笛のイベントにも参加しと、ネタがなかってわけでも無いのですが...。

2024年は充実した年だったと思います。

鼻笛にしろ、弦楽器にしろ満足のゆくものが出来上がり、ある種燃え尽きた感に見舞われた年の瀬でもありました。

しばらく製作はせず、一人旅などにも出てようやく少しやる気が出てきたところで、年を跨いでしまいましたので、新年の抱負などとゆうものは特に有りません。

ただ限りある時間を、自分がやるべき事に充てたいと思っています。

今年もよろしくお願いいたします。