新作のトラベルウクレレです。
No.60〜62と同じ仕様で3台作りました。
スケールは348㎜、全長は480㎜。
海外旅行を予定されている方から、ソプラノスケールのままでなるべく小さくとのオーダーでした。
No.60は既にお手元に届いております。
今までのトラベルウクレレと大きく違う点は、ボディーの幅を140㎜から127㎜に変えた事です。
また弾きやすさを考慮してヘッド側に余裕を持たせたので、ボディーが若干短くなっています。
あとはサイドバックを一枚板からの削り出しにして、バックのアーチをより深くしております。
これらの変更で音質的には少し硬め(音の粒立ちが良い)となりましたが、音量はあまり変わっておりません。
因みに、弾きやすさに影響するのはナットと1弦のペグまでの長さで、あまり短いとコードによっては押さえ辛くなります。
音質的にはボディーの幅と共に、ブリッジ後ろの余裕が関係します。
限られた条件の中であれこれ試行錯誤するのは、悩ましくも楽しいものではあります。
ハンドメイドなので一つの仕様に決める必要は無いのですが、今回の仕様は一つのスタンダードとして良い物だと思っております。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます