先日、糖尿の検査で、病院へ、行ってきました。
いつものごとく、極貧である私は、バス賃が、ないので、片道、2時間半も歩いて、
やっとの思いで、病院にたどり着きました。
今回は、予約済みなので、直接、糖尿内科の診察室へ、向かうと、みるからに経験のなさそうな、看護助手の女が、でてきた。
”猫山さんですね、今日は、検査の予定ですので、先生が、来るまで、
ちょっと、そこに座って待っててくださいね。”
と、にこやかに、声をかけてきたまでは、よかったが、その、看護助手の女は、
なにやら、機械のような物を抱えて、やってきた。
その後、想像を絶する悲劇が私の身におきたので、あった。
”それでは、猫山さん、ちょっと電流を通してみるので、足を
だしてくださいね。”
ええっ? でっ、電流?
おい、おい、あんた、そんな、なれない手つきで、ほんとに大丈夫かい?
と言ってやりたい気持ちを抑え、素直に言われるがままに、足を差し出したのが、間違いだった。
”それでは、電流が、流れます。いいですね?”
いいも、なにも、やらなきゃ、いかんのだろう
次の瞬間、なんとも、表現しがたい、気持ちの悪い感覚が
足先から伝わってくる。
ピクッ、ピクッと
自分の足が痙攣をおこしているかのような、奇妙な感覚に襲われた。
そして、5秒後、、、。
ものすごい、激痛が私を襲った。
”うおーっつー”この世のものとは、思えないような悲鳴をあげた私に
看護助手は、信じられないほど、冷静な声で”大丈夫ですよー。”
大丈夫なわけないだろう!
頭にきた私は、思いっきり、足につけてあった、パッチのようなものを
はがしてやった。
すると、看護助手は、、
”先生、猫山さん、測定不能です。”
なにーっつ!あんた、そんな事言ったら、医者は黙ってないだろう!
と思いきや、なんと涼しい顔で、医者は、私に言ってのけたのであった。
”ごく稀にいるんですよ、そういう人。今日は、もう結構ですよ。”
こうして、私の糖尿検査は、中止と、なってしまったのだが、大変な事は、
会計に行ってからも続いたのであった。
この病院では検査が中止に、なることは、ほとんどないらしく、処理の仕方が分からないのか、うろたえたスタッフが、あちこちに、電話を
かけまくっているのが、みえた。
そうこうしてるうちに、私の会計が、出るまで、待つこと1時間。
なんと、私の後ろには、長蛇の列が、できてしまったのだ。
そして、背後から、聞こえてくる、爺さん、婆さんの声。
”おかしいねえー、あたしゃ、こんなに、混んでるの初めて、みたよ。”
”こりゃ、きっと急患が、入ったね”
”ああ、そうだね、きっと、事故があったんじゃないかい?”
”うん、こりゃ、大事故だわさ”
、
爺さん、婆さんよ、まあ、大事故とは、言わないが、私の体に
ものすごい痛みが走ったのは、本当だ。
そんな、こんなで、中止になった、私の検査だが、
どうなることやら、不安を抱えたまま、次回へと続く!