極貧糖尿生活始まる

極度の貧乏と、戦いながら、糖尿に打ち勝つことを決めた中年男の徒然日記

今日も、生活保護課へ,行ってきました。

2011-04-27 17:46:59 | 日記
このブログを始めてから早、2ヶ月が、たとうとしています。

巷では、春の兆しが、みられるようになってきましたが、
まだ、まだ、私の身辺には、冷たい、貧乏風が、吹いております。

手術の日程は、五月の連休明けと、決まったのですが、
いかんせん、手術費が、ないことには、眼が治るぞ! なんて手放しに喜ぶことも、
できやしない。
 
そんな苦しい日々が、続くなか、今日も、また役所の生活保護課
行ってみることにした。

相変わらず、人を見下すような目つきで、相談員が、私に、話しかけてくる。 
”猫山さんねえー。生活、大変なのは、分かるんですけど、ちょっとですね、
状況的に、難しいんですよ
。”

いや、だから、状況的に難しいから、ここにきてるんだよー
と言ってやりたかった。でも、そんなこと、言えやしない

それでも、なんとか、反論してやろうと、考えてると、
今度は、奥のほうから、別の相談員が、ニコニコして出てきた。

”猫山さんですね?いやー、ちょっと、調べさせていただいたんですけど、
猫山さん、お姉さんが、東京のほうにいますよね。”

あまりにも、唐突すぎて、言葉に、詰まったが、確かに、姉家族が、
東京で、暮らしている。

ええ、まあ” と、適当に答えた。
すると、相談員は、なぜか、にやりと笑って、
”だったら、お姉さんに助けてもらったら、いいじゃないですか
お姉さんも、生活保護受けてるとか、じゃないですよね?


そうか、、、、。結局、親身になって、聞いてくれる奴はいないのか。
相談員のニコニコ顔の意味が、やっと分かった瞬間であった。

確かに、姉に頼み込めば、今回の手術費は、なんとかなる
かもしれない。

でも、長い眼で、みたとき、手術が終わっても、治療を続けていかなければ、
ならないし、仕事だって、すぐにみつかるか分からない。


本当に、困っていて、苦しい状況だから、ここに足を運んでいるのに

こいつらは、人の痛みとか、悲しみとか、ぜんぜん分かっちゃいないんだ

役所の案内書には、
私たちは、だれでも人間として生きる権利(生存権)を持っています。

国として、国民が食うや食わずやの生活の危機に瀕している時には
その世帯を保護する義務があるということです。

なんて、もっともらしいことが、書いてあるが、実際には、救いの手など
差し伸べてくれないらしい

正直、国の行政のやり方に問題があるように、思えてならないのだ

人間、誰しも、人生の中で、浮き沈みがあって、金の羽振りがいいときも
あれば、私のように、困窮して、苦しい時代が、やってくる時も
あるのだと思う。
実際、いままで、コツコツと真面目に働き税金もきちんと払ってきたのに、突然のリストラに見舞われ、
一家離散なんて話も、ドラマや映画の中の出来事ではないのだ。

苦しんでる人たちは、沢山いる。
金がない
ただ、それだけのことで、人は、皆、苦しむ
金なんて、今の世の中で、生きてくためのツールにすぎないし、
実際、タダの紙切れでしかない。
ただ、それだけのことなのに、なぜか、 みんな 金に振り回されて生きている。
人間のよしあしや、能力のあるなしに関係なく、
たくさん金を持ち、金で、人を動かせる人間が、尊敬される。
それが、現実なのだ

確かに、金は生きていくのに必要だ
でも、それさえあれば、人は、皆、幸せなのだろうか。
金を手に入れる、そのことに振り回されて生きていやしないだろうか。

なんだか、やりきれない気持ちで、いっぱいになった私は、役所を後にした。


今日は、ちょっと、哲学的な話になってしまったが、
極貧猫山、貧乏でも、金にだけは、負けたくない
裏の意地悪婆さんの庭先をキッ!とにらみながら、
誓いをたててみました。

そんなこんなで、今日も、頑張ります



金がなくて、手術が できない(涙)!

2011-04-22 08:58:10 | 日記
しばらくぶりの更新になってしまいました。

実は、前回の投稿で、手術決定!などと、いきりこんで、書いてしまったものの、
みなさんも、お分かりのとおり、極貧である、わたくし、猫山には、
手術費が、ないのです。

医者に、緊急手術が必要と伝えられてから、早5日資金を調達するため、市役所や、
病院の相談員のもとへ行き、状況を説明したのですが、どうにも、こうにも、話は、
進んでいくどころか、ひどくなるばかり、、。

社会福祉協議会なる機関にも電話してみたが、あっさり、
断られてしまう。
”もしもし、あのー社会福祉資金の申請手続きをしたいのですが、、、厚生省の人に勧められたんですけど”
最初は、さわやかな声で話していた、事務員の声色が、私の状況を察した瞬間に、大きく変わる。
”猫山さんねー。福祉資金はね、タダで配ってるんじゃないんですよ!
あなた、返すお金ないのに、借りようっていうんですか
どう考えても、あなた無理でしょう!

あっさり、私の要請は、切り捨てられてしまったのであった。

あんまりだ。ひどすぎる。事務員の心無い言葉が、心にぐっさりと、
つきささった。

そりゃあ、お金が、ないのは、自分が悪い
そんなことは、百も承知だ。

だけど、どうしても、今、やらなければいけない手術にお金が
必要なのだ。実際、オーバーでもなんでもなく、放っておいたら、
眼がみえなくなってしまう
かもしれないのだ。
だけど、役所は、そんなこと知ったこっちゃないとばかりに
相手にしてくれない。


極貧、猫山、今回ばかりは、あまりのつらさに、一瞬、自暴自棄
なりかけた。
気がつけば、ほとんど、見えない状態が、ずっと続いている左目から、
涙が溢れてきている事に気がついた。

おお、そうか、そうか、俺は、まだ、いきてるんでいっ!と
左目が私に訴えてるようで、なぜか、胸が熱くなった。

なんて、感動している間もなく、訪問者がやってきた。

猫山さーん!集金です!
ゲッ!こんなときに限って、突然、電気の集金がやってきたのであった。


”困るんですよ。ちゃんと期日までに、払っていただかないと。
今度、また遅れたら、電気とまりますからね

必死になって、電気屋を追い返そうとしていると、今度は、ガス屋がやってきた。
”猫山さーん、また支払い、遅れてますよ。どうにかしてくださいよ”

八方塞とは、こういうことをいうのかと、我ながら納得、、、。
しかし、金がないときに限って、こんな風に金を回収する人間が集まってくるのは、どうも、おかしい。
どうしたことだろう?

なんて、首をかしげていたら、今度は、なんと、新聞屋までやってきた

”ちょっと、猫山さん!引越しするって、本当ですか?
先月文、まだなんですけど、引越しする前にお願いしますよ
一瞬、自分の耳を疑った。

ひっこしー?
手術代も、ままならないのに、引越しするような金が、あるわけがない。

すると、横にいた、電気屋が、突然、口を挟む。
”私も聞いたんですよ。なんか、近いうちに、どこか遠くへ引っ越されると、、”

なっ、なんだってー
一体、誰がそんなデマを!

答えは、簡単であった

裏の意地悪ばあさんの仕業であることは、すぐに判明した。
よく、よく、聞いてみると、私が、今月中にでも、夜逃げをするようだと
情報を流したらしい。

ばあさんめ!性懲りもなく、また、やりやがったな。
その瞬間、私の頭に一揆に血がのぼるのを感じた。

無性に腹が立った私は、とりあえず、3人の集金屋を追い返し、またもや、誓いをたてることにしたのであった。

だが、今回は、意気込みが違う

”婆さんめっ!
俺は、絶対に糖尿に勝って、この左目で、あんたと闘うからな
おぼえてろっ!ふんっ!おとといきやがれってんだ!”

なぜだか、分からないが、体の底から、力がみなぎってくるのを
感じた。それと、同時に、根拠は、まったくないのだが、
希望の光が見えてきたような気がした

極貧、猫山、手術費の調達を目指し、まだまだ、あきらめません。
そんなこんなで、明日に続く




遂に緊急手術、、、。

2011-04-17 12:18:34 | 日記
3日ほど前に、一大決心をし、病院を変えることを決めたばかりなのですが、、。

新しい病院に行って、そうそう、医者から言われたのは、、、。

”猫山さん、検査の結果と照らし合わせた結果、即、左目の手術したほうがよさそうです。
今なら、まだ間に合うので、来月頭にでも、入院になります。

前回の診察では、糖尿がひどすぎて、もう手術なんて、出来る状態では、
ない
とまで言われていただけに、戸惑いを隠せなかった。

にゅ、にゅういん ですかあー。
あっ、あの 入院費って、どれくらい、
かかるんでしょうか

手術の怖さよりも、真っ先に考えたのは、費用のことであった

実際、極貧の私には、手術費は、おろか、入院費を払う金なんてありは、しない

そんな、私の不安とは、よそに、担当医は、間髪いれずに、答えてきた。

”そうですね、ざっと、見積もって 30万くらいでしょうか

さっ、さっ、さっ、さんじゅうまんー

そんな金、もちろん、今の私にあるわけがない

私の顔色の変化に気がついたのか、担当医は、即座に、

”猫山さん、もしも、費用のことで、お困りでしたら
相談窓口がありますので、そちらのほうへ行ってみては
いかかですか”
なかなか、気の利いた医者では、ないか

私も、なぜか、にんまりと、笑いかえし、はい!いってみまーす!
と言っておいた。

ということで、わたくし、猫山、ついに、緊急手術が、決定しそうな
方向へ、向かっております。

とりあえず、明日、病院の相談窓口と、役所に行って、入院費用を
工面する方法
を考えようと思っています

さあ、どうなるか! いざ、出陣


一大決心!

2011-04-13 19:52:22 | 日記
なんて、ちょっと、オーバーに書いてしまいましたが、、、。

極貧糖尿生活と戦っている、わたくし、猫山、このたび、病院を変えることにしました

実は、2日ほど前に、また、また左目眼底出血を起こしてしまい、悲劇の主人公に
なったような気分で日々をすごしております。

ここのところ、血糖値が、安定してたので、ちょっと調子に乗りすぎたのが、
いけなかったのか、仕事の最中、荷物を運んでる際、力んだ、その瞬間、
堰を切ったように、血があふれ出したのでした

そこで、あわてて、近くの眼科に電話をして、急遽、予約なしで、
みてもらうことにしました

医院長らしき先生の話によると、私の糖尿病網膜症は、かなりひどい状態まで、
進んでいるとのこと。しかも手術をしたくても、私のように、血糖値が高い状態では、手の施しようがない

ガーン
頭のなかで、その瞬間、なぜか、ベートーベンの運命鳴り響いていた。

神さま、仏様、どうして、私のように、そこそこ、まじめで、(おそらく)
それなりに、一生懸命生きてきた、人間をいためつけるのでしょう

ああ、この世は、まったく、、、。
なんて、急に、信仰深いフリをしても事態は、変わらない
神様は、聞いちゃいないのだ

だが、次の瞬間、私の脳裏には、なぜか、先週行った、病院で診察を
受けたときの、女医の顔が浮かんできた

まだ、30代、そこそこの若そうな女が
でてきて、マニュアルどおりに診察する
その姿は、まるで、ロボットのようであった

間違ってもらっては、困るが、私は決して、女性蔑視をするつもりはない。
ただ、その女医の態度は、ひどすぎた。
もう失明しても、おかしくない”ような態度をとった上に、
、私の眼に、
これでもかっ!といわんばかりに何度も、何度も、光をあててくる。

病状を聞こうとすると、
”今は、なんとも、いえませんね。
出血が、とまらないことには、こちらでは、どうすることも出来ないんです。

実際、検査をうけにきたにも、かかわらず、レントゲンはとらないし、眼の状態を
説明しても、くれない。

はっきり、言って、なんのために、病院に来たのか、分からない状態
のまま、保留になっていた。

こちらが、どう、思おうが、おかまいなしなのだ


正直、怒りが、こみ上げてきた!
素はといえば、日ごろの不摂生が、たたって、こんな病気になったのは
自分のせいに他ならない

でも、医師として、やるべきことは、やってもらいたい!
そう思って何が悪いんだ!あんまりだああ!


と、ボルテージが、あがってきたところで、わたくし、猫山、冒頭にも申したとおり、
病院を代えて、家から近いところにすることにしました

さすがに、片道、徒歩、2時間半は、きついので、内心、
ほっとしております。
おそらく、これからは1時間で歩いて、いけるものと思います。

まだ、まだ、過酷な日々は続いておりますが、私は、絶対に糖尿なんぞには
負けません!

ついでに、裏の意地悪婆さんたちにも、負けません!

勝ってやりますとも!













ついに、孤独死と間違えられる

2011-04-11 10:49:49 | 日記
最近、わけの分からない、宣伝の電話が、よくかかってくる。

2日ほど前も、仕事の前に昼寝をしていたら、また例のごとく、
けたたましく、電話が鳴った。

やかましいので、音量をさげて、聞こえなくしたのが、まずかった。


その後、大家が、私に何度も電話をしたらしい、という情報が
裏の意地悪婆さんを通じて、入ってきた。
相変わらずの、でかい声で、婆さんが近所の人と話している。

”ちょっとー奥さん!聞いた?猫山さんね、電話にでないらしいのよ!”

”えっつ?それって、もしかして、猫山さん、倒れてるんじゃないの?”

”いやあねえー。最近、話題の孤独死ってやつじゃない?”

ふっ、ふざけるなあ 俺は、生きてるわい!
大体なあー。お前らより、30歳は、若いわい

頭に来て、婆さんたちの前の方向へ、走り出しそうになる自分を
おさえ、とりあえず、大家さんに電話してみることにした。

”すいません、猫山ですが、電話いただいたみたいなんですけど、、”

”あっ!猫山さん? ああーよかった!無事だったんですねえ

ああ、こんな風に心配してくれる心優しい人が、まだ、いたのか。

なんて、思ったのが、間違いだった

”いやー猫山さんね、私ら、てっきり、亡くなられたのかと、思ってね
心配してたんですよ、ほら、猫山さん、家族もご兄弟も、離れて
暮らしてるって聞いてたから”


なっなんだってー!
お前だったのか!勝手に俺を孤独死にしたのは!

更には、その後が、ひどかった。

”念のためなんですけど、ご兄弟の連絡先、教えてもらえますか。
いや、万が一なんですけどね、遺体の処理とか,葬儀とか、部屋の掃除とかね、いろいろ、お金、かかると思うんですよ、その際には、ご兄弟に
連絡をしますのでね、、、。

てめえは、葬儀屋かっ!

ひどい!ひどすぎる!
あんまりだああ!


大体、俺が、お前に何をしたというんだ!
これが、80歳半ばを過ぎた、人間の言葉なのか、と疑ってしまう。

普通ならば、人生の先輩として、学ぶべきことが、あっても、
いいはずなのに。

ここの大家ときたら、、、。電話をしてくるときは、いつも金の話。
金の話ばかり、である

確かに、生きていくために、金は必要だ。
でも、年をとって、なおも、強欲になって、生きていくのは、
悲しいことだと思わずには、いられない。


金は、なくても、心の貧しい人間だけには、なりたくない 

極貧、猫山、強欲大家と意地悪婆さんたちに、孤独死扱いされ、それでも
しぶとく、今日も、頑張って、生きています!