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記憶のひきだし

2020-03-14 21:31:27 | 演劇


滋賀県民ならJRで京都方面に行く時に必ず「崇仁小学校」の前を通ります。


何気ない“ただの風景”として、気にする人は滅多にいないと思います。私もそうでした。

その小学校は閉校しましたが、現在アトリエや芸術作品の展示場として活用されています。うちの劇団も稽古場やタタキ場として空き教室を使わせてもらっていました。

京都駅近なのに無料でスペースを使えるなんてスゴいことだ!!

しかしそれももう終わり、間もなく小学校は取り壊されます。


数年間、お世話になりました。
ありがとう

跡地には芸大が移転してきます。
ちなみに劇団員の多くはその芸大卒業生

数年前までは意識すらしたことがなかった風景、建物でしたが、利用するようになってからは電車で通るたびに

「ここに京芸建つのか~」とか

「これから稽古で行くのに通過してしまう。今飛び降りることができたらいいのにな…」

など思うようになり、私にとってただの景色ではなくなりました。
そして今は

「もうすぐ無くなるんだなあ」と。


***


小学校の近くには美味しい中華屋があったり、新しく素敵な喫茶店ができたり、芸大が移転してきたらより地域が活気づくと思います。

とは言っても小学校は地元の人にとって大切な思い出の場所。取り壊しの前に感謝の気持ちをこめて「イベント」が開催されることになりました。

しかしやはり新型コロナウイルスの影響で開催は危ぶまれております。
当初の予定より規模を縮小して、なんとか展示会だけでもできないかと準備が進められています。

うちの劇団としても、今までそこで作ってきたものを展示する予定です。

こんな騒ぎのなかではありますが、もしよろしければ見にきてください。


“崇仁小学校のこれまで”
“劇団三毛猫座のこれまで”








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