お月様が公転している

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【お知らせ】

2021-10-12 10:00:00 | 演劇

当面の演劇活動について

新型コロナがもう少し収束し、薬やワクチンによって共存が普通になるまでは役者として京都での積極的な活動はひかえることにしました。
しばらくは遠方からでもできることを三毛猫座の劇団員としてやっていけたらと思っています。

以下、詳細な理由です。
大した内容ではないしわりとネガティブな内容なので読まなくても大丈夫です。ただ今考えていることを書いておこうと思います。


写真:劇団三毛猫座「アンドロイドは毒をも喰らう」より
撮影:諏訪原早紀

活動の縮小は今年の春頃から考えていました。

自宅から京都までの距離が結構あり、ただでさえ通うのは大変だったのですがそこに新型コロナによる精神的な負担が増えたのが一番の理由です。
普段の仕事柄、絶対に感染するわけにはいかないので日々葛藤。恐怖と罪悪感に潰されそうでした。
公演時期だけ京都に部屋を借りるなどもしてみましたが出費が半端ないし、そこまで自分を削って演劇をやる意味ってなに…?と思ってしまった。

今年8月に「アンドロイドは毒をも喰らう」の公演がありましたが、それは2年前にもう決まっていたことなので、とりあえずこの8月の公演までは…と決めて活動をしていました。お誘いもあって9月にも公演に参加しましたが、それも無事終演。
ということで、しばらくは京都に行かず地元からでもできることをやっていけたらと思っています。
スケジュール次第では役者としても活動できるかもしれないのでそこは要相談で…!

じゃあ京都ではやらないけど地元では?

そこは迷っていて、地元だから安全というわけではないので。結局地元でも感染対策に神経すり減らすのは同じなんだろうなあと思います。
ただ「県をまたぐ移動」という罪悪感がなくなるのは結構大きいので、機会があれば地元で役者活動できたらいいなと考えています。
それ以前に役者を続けるかどうかを悩んでいますが。

とにもかくにも自分にできることをやっていきたいです。
今後も劇団三毛猫座を何卒よろしくお願いいたします。





無事終了しました

2021-10-10 01:48:44 | 演劇

9月末にあった演劇の公演から二週間。
今のところ特に体調不良をうったえる人はおりません。
ということで今回も無事、終わりました。たぶん。

ご来場いただいた皆様、応援してくださった皆様、まことにありがとうございました。

写真:企画団体〈世界平和〉第三回企画 舞台「解心」より

「舞台は観客と一緒に作る」といいます。
それは空気感、集中力。例えば反応がいいお客さんがいると、周りもつられてその回は全体的に盛り上がる。同じ演目なのにウケかたが全然違ったりします。

新型コロナ対策においてもお客様にご協力をいただいて、一緒にその舞台を守る。何事もなく終われたというのは本当にありがたいことだなあと思います。

しかし毎回毎回、感染に気をつけて神経をすり減らして公演をするのは本当にしんどいです。
緊急事態宣言下で公演をすることは罪悪感もあります。
舞台に立つ者としては立つと決めたなら腹をくくって、感染に対する不安やネガティブな事ばかり発信するのはやめたほうが良いと思いますが。

そのことについて考えていたことを近いうちに“お知らせ”と題してまた書こうと思っています。大したお知らせでもないんですけどね…




解心

2021-09-15 17:57:58 | 演劇

先月末に公演を終えたところですが、今月末もうひとつ参加している作品があります。

企画団体〈世界平和〉さんの
第三回企画 舞台「解心」

9月24-26日
京都の「アトリエみつしま」さんにて開催予定

詳細&ご予約はこちらからご確認下さい




方や地獄の司法の番人、方や三途の川の舟守
交わることのないはずの二人は彼岸に肩を並べ、次第に言葉を交わすようになる。
此岸を見通すことを許さぬ靄の中
彼らの境目は次第にほどけてゆく

そして三十と五日目、罪を濯ぐ熱に焦がされたのはー



相変わらず新型コロナで油断できない厳しい状況ですが、ご無理のない範囲でどうぞよろしくお願いいたします。













無事に終了しました

2021-09-05 18:27:29 | 演劇

やっと、やっと言えました。

劇団三毛猫座 第六回本公演
「アンドロイドは毒をも喰らう」
無事、終了しました。

(撮影・諏訪原早紀)

公演は京都で8月20ー22日の日程で開催しました。
終演して二週間経ちましたがお客様から感染疑いの連絡はありません。まあ本当のところわかりませんがとりあえず。

緊急事態宣言下で、感染爆発している状況での公演。
映画館や演劇など観客が声を発しないような催しものは一応制限の対象外ではありました。
とは言っても感染状況は無視できないほど最悪。

「延期」は座組のスケジュール的にも弱小劇団の懐事情的にも不可能なので、とりあえずは感染対策をしっかり行って劇場が閉館したり座組に感染者が出る等の問題が発生しない限りは公演をすることにしました。
五輪同様、批判が来るかもしれないという覚悟です。

関西の小劇場界隈としては、やはり状況を鑑みて延期にする公演もあれば、出演者が陽性になって泣く泣く中止するところも多くありました。
どこも辛い判断を迫られていました。我々もいつそちら側になるかわからないね、と言いながら稽古をする日々。

去年延期した公演で、今年は一年ぶりに公演ができるんだよ、それにこれ以上もう延ばせないんだよ!なんて、こちらの都合はお客様には全く関係ありませんから。
何が正解か毎日考えていました。とにかくしんどかったです。座組はもちろんお客様の安全もかかっている。

そんな不安の中、幕をあけました。



今回の公演は、結果的に「成功」することができました。

緊急事態宣言下での公演で、直前に予約のキャンセルも相次ぎましたが、それでもどの回も沢山のお客様に来ていただけました。
有難いことに三毛猫座史上、最多の動員数になりました。


可愛い衣装がSNSで多くの反響を寄せ、ヘアメイクも、格好いい舞台美術と照明も好評。客演の役者の皆様は関西で大活躍されている実力派。
この作品のために尽力してくださった関係者の皆様のおかげで、ここまでの動員数になったのだと思います。本当に感謝です。



そして何よりもお越しくださったお客様、応援して下さった皆様には感謝してもしきれません。

今芝居を観に行くこと、行かない選択をすること、どちらもしんどいよなあと思います。
せめてこの状況下で来て良かったと思ってもらえるように全力でやりました。


公演場所はTHEATER E9 KYOTOという、いつもより少し規模の大きな劇場。
チケット予約開始前の時点では正直、我々がE9でやるなんて大丈夫?身の丈にあってる?お客さん全然入らなくてスカスカになる可能性が高いのでは?と思っておりました。

しかし蓋を開けてみれば、そんな不安は消し飛びました。
E9で公演して良かった、と心から思いました。
成功、できたから。


面白かった、良い作品を作れた、ウケが良かった、という成功だけでなく。
このご時世、公演の成功はまず感染のクラスターが発生しないこと。
皆様が感染症対策に協力的してくださったからです。
誰がいつどこで感染してるかわからない以上、「運」が良かっただけなのかもしれませんが。

それでも、本当に、本当にありがとうございました。


今回の公演は10月に「観劇三昧」というサイトで配信の予定をしております。
また、3月に公演した朗読劇「くじらの昇る海底」も9月中に同サイトにて配信決定です。
会員登録をしていただいて有料での視聴になるかと思いますが、もしよろしければ観てもらえると嬉しいです。

今後とも劇団三毛猫座を何卒よろしくお願いいたします。













全員、アンドロイド

2021-08-08 10:00:00 | 演劇

劇団三毛猫座 第六回本公演
「アンドロイドは毒をも喰らう」

かっこいいPVが公開されました。
見るのはタダですし、短いのでぜひ見ていただきたいです!



映像は三年前の初演のようすです。

衣装や舞台美術は今回一新されます。
役者も変われば脚本も演出も変わっています。

公演の詳細はこちら↓