お月様が公転している

ゲームのこと、お芝居のこと、日々のことなど

女子のスクールカースト

2020-03-28 14:15:40 | 演劇


スクールカースト

というのはその名の通り学校内での身分順位のことですが、誰かが明確に決めるわけでもないのに自然と成立するので、よく考えると不思議なものです。

このカーストに縛られがちなのは女子で、男子はまた別の男社会の厳しさがありそうだなと勝手に思っています。
昨今は「女」だの「男」だのと分けるのはナンセンスですが。

私自身、学生の頃に多少なりとも「位」を意識しておりました。

『お洒落で可愛くて運動や勉強がよくできる子に対してなんとなく恐縮してしまう』

馬鹿みたいな話です。

最初はたぶん純粋な羨望や憧れなどの気持ちなんだと思います。
それが劣等感によって歪んでしまって「私はあの人より身分が低い」などと自分で自分を落としていく。

これはあくまで私の場合で、ただのネガティブエピソードみたいになっていますが…

多くの人がスクールカーストを意識したことがあるのではないでしょうか。


カースト上位の中には、自分は大したことないと本当に謙遜しているイイ人もいれば、自信満々で偉そうに威張る人もいます。

後者はやっかいで、下位の人間を馬鹿にしてくることも。

高校時代、私は勉強ができない暗いヤツとしてカースト底辺にいました。イジメほどではないですが周りから見下され馬鹿にされていました。

しかし私も私で「なんでアンタらに下に見られないといけないんや」と反抗心バチバチで壁を作って一匹狼状態。
心の中では逆に皆を見下していたので自分もたいがい酷いやつだったと思います。

高校生活は良い思い出がほとんどないので「暗黒時代」と自称しています。
演劇部だけが唯一の救いでした。

全体的にカースト上位に属する人の割合が高く、大人しいタイプやオタク気質の人がとても少ない学年だったので、教室はとにかく居づらかったです。

暗黒時代の話はズルズル芋づる式に出てきてただの愚痴になっていくので、この辺にしておきます。


さて

このようなネガティブ要素しかないスクールカーストを題材に、2018年の夏に作品を発表しました。


「アンドロイドは毒をも喰らう」

女子高生のアンドロイド達は、クラスの中で自分に与えられた「役割」を規則正しくこなしていく。

良い人役、まじめ役、可愛い役…

けれども「本来の自分」とは齟齬があって葛藤し、次第にクラスは破綻していく。
そんな物語です。

休み時間に学生がグループにわかれてお喋りをするように、この作品も各々のグループで別々の会話が一斉に進行していきます。
けれどその会話が交差してピタッと重なったりするところもあって、見ごたえのある作品になっております。



前置きがかなり長かったですが大事なのはここからです。
なんとこの作品、

今年の夏再演することになりました!!

お盆休みの時期に京都にて公演を予定しております。しかし新型コロナ騒ぎがどうなるか不安ですね…

情報はこれからどんどん公開していく予定です。

もしよければチェックしていただけると大変嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。





ハリボテ召喚士

2020-03-28 02:30:39 | FF14



FF14の話です。


前回ブログにも記しましたが、召喚士を少し触ってみることにしました。


まずは手付かずのジョブクエストを消化していきます。

レベルは80だし装備もアニドラスが揃っているので、召喚の技がよくわからなくてもレベルのちからでゴリ押し攻略できました。

そのため意外とサクッとジョブクエが終わってしまい、続いて漆黒のロールクエストを始めました。

今度は敵も70レベル以上なので少し不安でしたが、普通にクリアできました。

クエストの内容は、アルバートが相変わらずイイやつで切なくなりました。第一世界のヒカセン達のことを知れば知るほど悲しくなります。


ということでロールクエもすぐ終わってしまい、あれ?

もうやることなくなったぞ…


***


召喚を練習して極めようとは思っておりません。まだモンクがとっ散らかってるので余裕ないです。

でも召喚はインスタントのスキルが多くて、キャスターのわりに動きやすく良いなと思いました。
蘇生ができるところも箔がつくというか。ただの火力要員だけではないのが良いですね。


レベルといい装備といい、見た目はまともそうな召喚士ですが、全然使い物にならないので本当にハリボテ状態です。

またいつかちゃんとやってみたいです。今は遠慮しておきますけど…


***


正直に言うと、1ヶ月以上かけて踊り子とモンクをずっとレベリングしていたので疲れました!

なのでここらでギャザラーでもやろうかと、初めてイシュガルド復興や、オーシャンフィッシングに参加してきました。

のんびり適当に採取するだけでレベルもどんどん上がっていきます。キタリ族の蛮族クエストをやりたかったので丁度良かったです。

しばらくはギャザラーを育成していくことになりそうです。



ついに80

2020-03-27 02:01:54 | FF14



FF14の話です。


ついにモンクがカンストしました!


約20日間かけての60→80です。長い道のりでした。
でもモンクとしてはまだ修行していかなければなりません。

20日間わりとがっつりやっていましたが、ついにマスターできなかったです。
難しいジョブだなと改めて思います。楽しいですけどね。


そして同時にレベリングをしていたウリエンジェもカンストとなり、フェイス全員が80レベルに到達しました。

これでやっと、水晶公と遊べるように…!実はこれが一番の目的だったり。



さっそくモンクのままグランコスモスへ

バトル面ではド下手な動きしかできませんでしたが、公とスクショ撮って遊べたので楽しかったです。

しかしスクショ撮る度に疾風迅雷が切れるのでバトルの立ち上がりが毎回大変でした。笑




余談ですが、モンクで71以降のIDを攻略して感じたこと

・ホルミンスターは全体的に大きめの範囲攻撃が多くて近接だとしんどい。

・ドォーヌメグは3ボス(形態変化Ver.)がデカいのにタゲを変えてクルクルまわるので方向指定が厳しい。

・キタンナ、マリカはとくになし。比較的攻略しやすい。

・グルグ火山は一番やりやすかった。2ボスに関しては方向指定しなくて済むのですごく楽。

・アニドラスはモンクしんどい。ボスに対応するために動きが制限されがちになるので。


相性のよいIDだとヒーラーで行くより良い動きしていましたね。

本当にずっとヒーラーしかしてなかったので「このIDはこのジョブの方がやりやすい」という感覚がありませんでした。

モンクと踊り子をやったおかげで、近接遠隔それぞれの良さを知ることができたと思います。


***


モンクのレベリングが終わったら次何しようかとずっと考えていたのですが、とりあえず次は「召喚士」を触ってみようかと思っています。

なんと召喚は何もしてないのにカンストしてるぞ!!(学者80です)

だけどジョブクエストをやってないのでとりあえず全部さらっていきます。

スキル回しは勉強してないのでわからないですが、昔の学者と同じところもあるのでなんとなく分かります。
なによりモンクより難しくない!

そして最終的には漆黒のロールクエスト(ソーサラー)を攻略したいのです。
アルバートたちの物語は全部見たい!

ということはつまりタンクも……
いやそれはとりあえず置いておこう。



脳内テトリスの如し

2020-03-26 07:40:00 | FF14



FF14の話です。


テトリスのようなシンプルなパズルゲームをやりすぎると、ゲームをやってない時もついつい頭の中でテトリスをしてしまう、なんてことがありますが。

モンクのスキル回しもそれと同じように、ふと気づいたら頭の中でスキルを回していました。

それくらい馴染んできたのだとポジティブに捉えておきます。決して依存症などではない


さて、そんなモンクの進捗はというと、ここ数日で79までレベルアップしました。

もうカンスト目前!


技術的には少しずつですが向上していると思います。

ようやく闘気を忘れずにためられるようになってきました。
そして76を過ぎて疾風迅雷が4つになりましたが、開幕に紅蓮の構えから疾風の構えに移行するのも慣れてきました。

ただ、ベストのスキル回しは全然できてないですね。
最低限はおさえているとは思いますが、フェイスではなく普通にPTで行ったらDPSが3位とか4位とかになりそうな予感(´_`)

とはいってもずっとやってるぶん、下の上くらいにはなってきているんじゃないでしょうか…

モンクがカンストしてもちゃんと定期的に触って忘れないようにしないとなあ。





ホラー映画「らせん」

2020-03-21 12:00:00 | 感想


子どもの頃、家に鈴木光司さんの本「らせん」がありました。
本棚の中で一際目立つ赤い背表紙。

貞子で有名の「リング」に関係している内容ということは情報として持っていたので、怖い本であることは子どもながらに把握していました。

一度、本の表紙を見たことがあって、ハッキリと覚えていませんが、それはとても奇妙で不気味な絵に感じました。
内容は知らずともいつしか本の存在自体が怖くなりました。

よりによって寝室の本棚にあったので、寝る前起きた後に毎日のようにドキッとする日々が何年も続いたのです。地味にストレスだった

怖いので背表紙を隠すように逆向きに本棚に入れておいても、その本が放つオーラに結局びびっていました。

今は処分されてもうありませんが、本があったころは本棚を見るのも怖くて、視界には入れたくなかったし、前を横切るのもすごく怖かったんですよね。

木の節が顔に見えて怖い、みたいな感じと一緒で子ども独特の感性だと思うのですが。もし今も本があったら、変わらずびくびくしてると思います。トラウマです。


そんな私もなぜか今ではホラー好き。
ホラーゲームとかホラー映画をよく見ます。(本物は無理です見たくないです)

たくさん見るうちに「恐怖演出」に慣れてしまって、何見ても怖がらなくなってしまったのですが、「リング」一作目は何とも言えぬ空気があって、めずらしく怖いと感じます。何度も見ようとは思わないです。

でも貞子は全然怖くないんですよね。ただの役者やんって急に現実的になる。

呪いのビデオ映像が気味悪すぎる…
本当に怖い演出が上手い作品だと思います。


「らせん」はリングの続編なのですが、「リング2」とかいう映画もあるので、見るまで続編だと認識していませんでした。

リングは原作と映画版では違う部分も多いそうで、それに合わしてらせんも少しずつ違うようです。話のオチなど大きくは同じみたいですが、私は映画しか見てないのでわかりません。


以下感想と疑問です。ネタバレを含みます。




前半のホラー演出はとても良くてすごくドキドキしましたが、貞子が顔を出してから恐怖心が一気に薄れました。怖いというより後味の悪い作品。

特に高山が「自分の子どもをよみがえらせるなんて残酷なことはしない」と言ったのが複雑です。


リングのラストは浅川玲子が息子を守るぞと車に乗っているシーンで終わりますが、二人とも死んだのがらせんで判明してショックでした。

リングは「呪い」という得体の知れないものが死の原因であるとされてましたが、らせんでは死因が解明されて「ウイルスによるもの」と一気に現実味が出ます。

その割に感染経路はビデオ視聴や文書を読むこととされていてリアルではない。

また、貞子が安藤と舞の性行為によって復活したり、貞子の力によって死んだ人間が生き返ったりと、もはやファンタジー?

貞子が味わった恐怖を「リングウイルス」としてばらまいて人々をニュータイプにするという話もますますファンタジー。

そして疑問なのは、高山は貞子によって殺されたのになぜよみがえったときに貞子と共にいるのを選んだのか。
貞子も高山を気に入ってるのならそもそもなぜ殺したのか。
高山はなぜ回りくどく胃のなかに暗号を残したのか。
舞はどうして貞子をやどしたのか。
プレゼントとは安藤の息子が生き返ることだった?

劇中に「何が起こるなんて誰にも予想できない」といった趣旨の台詞がありますが、それで全て片付けようとしてるわけではあるまいな?


物語を素直に受けとると「超能力者たくさん!中でも貞子が人知を越えたぶっちぎりで凄いヤツ!」という見方になります。

高山も舞も超能力を持っているから不思議なことがたくさん起こった。尚且つ高山は変人だから貞子をも受け入れられた。
舞も超能力ゆえに貞子と存在が近くて貞子を宿すことができた。とか?

貞子はすごい能力者なので、DNAがあれば死んだ人でも復活させられる
また、呪いの力で天然痘のウイルスを変異させて、ビデオや文書から人々に感染させることができる。

という感じで、全て超能力のせいにするのが素直な見方なのかなと。


もうひとつの考え方は全て安藤の精神不安定による妄想説

最後の海辺のシーンが特に気になりました。映像の質が少し違って夢っぽいような雰囲気で現実味がありません。

死体の高山が目を開けたり、向こうにいるように見えたりと、現実と虚構が入り交じっている演出もありました。そこへ恐怖心によってさらに妄想と現実の境目があやふやに?

しかしそうなると、作品の看板である貞子の存在を否定することになるんですよね。

リングの浅川も恐怖によって半分妄想状態だったというならまだ辻褄が合いますが。

井戸でウイルスが進化をとげ、その上に立てられた建物に来た若者がたまたま感染したことと
実際に井戸に突き落とされた貞子の話がうまく合ったので、浅川が「これは呪いだ」と解釈をして恐怖が伝染していったと。

そうなるとビデオの謎も残りますが、実は見る人の恐怖を写しているとか?というと少し強引な気もします。

舞は実は死んでいないという説を言っている人もいて、確かに安藤がチャックを開けるまでそれが誰の死体か誰も明言していません。
しかしそれならなぜわざわざ警察が安藤を現場に呼ぶのでしょうか。

死んだのは本当だけれど、安藤との関係に悩んで自殺したという考えなら納得できますが。

恐怖によって物事を悪い方へ、また時に都合のいいように安藤が妄想している。しかし全てが嘘ではなく実際に起こっていることもある、というのが妄想説のまとめです。


色々考えますが答えは結局出ません。小説を読めばまた変わるかもしれません。

映画も一度しか見てないのでもっとちゃんと見れば伏線があるかもしれませんが、何度も見返したいとは思えない作品です。

ホラー映画としては「成功」しているんじゃないでしょうか。

私としては全て素直に受け入れて超現象物語として見た方が正解なのかなと思ったりしますが、妄想説の方がよりホラーだと思います。

それにしても「らせん」とはDNAのことだったんですね。