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青空広場6月11日(土)・12日(日)

2011年06月21日 | 交流の場創出



ボランティアセンターを会場にした「青空広場」は、青空喫茶より大きな野外空間です。6月11日と12日の土日に試行をしました。

地域の人々が気軽に活動拠点である橋野へき地保育所に来てもらえるように考えました。これまでの青空喫茶(物資の無料提供・喫茶)では、家が被災していない近隣の方々は申し訳なくて行きづらいという意見があり、今回は物資・喫茶の代金というよりも募金してくださるような感覚で、気がるにお支払い頂くことにしました。

2日間で5,490円集まり、今後の青空喫茶の為の物資購入に充てることにしました。

また園庭に置かれていたブランコなどの遊具の点検、草刈りをして、花壇を作り、子どもも大人も遊びに来たくなるような場所を目指しました。

1日目は朝から雨空で、「青空の日に開催」と告知していたため悩みましたが、室内で規模を縮小して準備しました。雨が降っている間に見えた方は少なく、お茶のおかわりを出しながら、ゆっくりとお話を伺うことが出来ました。午後になって晴れてくると親子連れなど、沢山の方がいらっしゃいました。

2日目は朝から気持ちの良い青空でした。塗装合板とコンクリートブロックで机を作り、庭にあった丸太をきれいにして椅子にして、自然のぬくもりを感じられるように工夫しました。また初回記念として集まった人々で、青空広場の看板になる旗と活動車にペイントをしました。

2日間通して沢山のことを感じ、考えさせられました。

家が被災していない方だけではなく、避難されている方までもが「お互い様だから」と、箱にお金を入れられていました。子どもが遊べる場所を求めていらしたお母さんが、姉弟おそろいで使えるエプロンを見付けて笑顔を見せてくださいました。日曜日に初めて会った子どもたちが、スタッフと一緒に沢山の絵を車一杯に描いてくれました。この保育所で育った方々は、整理していて出てきたアルバムを懐かしそうに眺めていらっしゃいました。

13日、拠点の片づけをしていたところ「今日はやっていないの?」とお友達といらした方がいました。ふらっと立ち寄りたくなる広場への第一歩、ではないでしょうか。




(藤女子大大学院 松下瑛美)

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