第5次隊で昨日、栗林地区に入った高橋Qです。
私は主に、栗林児童館でも子ども活動に従事します。
朝、初めて避難所の栗林小学校に子どもたちを歩いて迎えに行きました。
200人ほどが滞在している体育館は、だいぶ落ち着いていて静かでした。
春休みになり、親戚などを頼って避難所を離れていく人たちが増え
子どもたちの数は少なくなってきているようです。
ところどころで2~3人ずつ固まっている子どもたち(兄弟や友達同士)に
「児童館に行って遊ぶ?」と声をかけて回ります。昨日までのスタッフと
違うせいか、3歳から新3年生までの4人が集まり、地元地区から遊びに来た
1人と合わせて5人が午前中のメンバーです。
みんなで自己紹介をして、やりたいことミーティングをやってから、
天気がいいのでお散歩に出ることにしました。畦道には、春の野草が
たくさん顔を出し始めていました。小高い丘に登りながら、
ヨモギやフキノトウを摘みました。
おやつを食べて、一度子どもたちを避難所へ帰してから、午後再び迎えに行きます。
午後は1歳から12歳までの11人の子どもたちが集まり、
それぞれに遊びが始まりました。
室内でボードゲームなどのゲーム、外でサッカーや遊具。
午前中に摘んだヨモギでよもぎ団子を作ろうと思っていましたが
熟れたバナナの大量な差し入れが来たので予定変更。
バナナ入りホットケーキをみんなで協力して焼きました。
子どもたちは、落ち着いている子もいれば、妙に落ち着きがない子もいます。
集団としては関係が出来始めて浅いし、年齢の幅もあるのでなかなか
まとまった遊びはしにくいような感じ。それでも、おやつ作りはそれぞれ
楽しんでいたようです。
明日は、よもぎ団子作りに挑戦できるかな。
遊び始めるとすぐにいろいろ話しかけてきてくれる子どもたち。
どんな状況にあっても、子どもは楽しいことが大好き。
それでも、それぞれの子どもたちの境遇がはっきりしてくると
なんとも言えない気持ちになってきてしまうのです。
それぞれの身に何が起こったかを聞くことは出来ませんが、子どもの
生活の日常を少しでも取り戻すような活動をすることや、心の動きを
注意深く見守りたいと思います。
高橋