被災地支援 -できることをやろう- から -ひとつなぎ- へ   NPO法人ねおす

『三陸ひとつなぎ自然学校』の釜石市を中心とした活動を応援しています。

郷土料理を楽しむ会IN仮設住宅

2011年10月05日 | 地域社会起業育成支援

 

今日は田郷地区仮設住宅の集会所で

釜石・大槌地区郷土料理研究会主催の

「郷土料理を楽しむ会」の日でした。

郷土料理研究会としての被災者支援は今回が初めて。

仮設住宅の方々に無料で30名様限定に来ていただきました。

 

釜石・大槌地区郷土料理研究会とは

「地産地消」をテーマに釜石、大槌地区の山と海のお母さんが

それぞれの地域や家でとれた食材で郷土料理や創作料理を作り、

料理を提供する団体です。

無農薬、無添加の安心安全な食が自慢。

昔懐かしい、体に優しい料理です。

11:30開場ですが、1時間前に行くと、ずらっと長い列。

楽しみにしていた方もたくさんいらっしゃいました。

「おいしいわぁ」

「この味付けはどうしてんだべね?」

そんな会話が自然と生まれ、

知らない人同士が同じ料理を、同じ空間で、一緒に食べる。

食は不思議です。みんなが自然と笑顔になります。

 

郷土料理研究会のお母さんたちにとっても震災後初めてのこと。

お母さんたちは料理を作って、提供することも楽しみではありますが、

お母さんたち自身が、このように仲間たちと一緒に動くということが

なによりもうれしかったようです。

 

メンバーの被災した海のお母さんたちの言葉。

「震災で拠点も道具も全て流された。

活動したくても動けない。

そんなとき仲間である山のお母さんたちが私たちを支えてくれた。

この郷土料理研究会は、海のお母さんと山のお母さんがいてこその会。

このような場を作ることができたことに感謝します。」

 

地域外の支援はまだまだ必要です。

それと同時に釜石の人たち自身が立ち上がり、支えあう時期に入ってきていると思います。

 

柏崎

 

 

 

 

 

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿