今日は田郷地区仮設住宅の集会所で
釜石・大槌地区郷土料理研究会主催の
「郷土料理を楽しむ会」の日でした。
郷土料理研究会としての被災者支援は今回が初めて。
仮設住宅の方々に無料で30名様限定に来ていただきました。
釜石・大槌地区郷土料理研究会とは
「地産地消」をテーマに釜石、大槌地区の山と海のお母さんが
それぞれの地域や家でとれた食材で郷土料理や創作料理を作り、
料理を提供する団体です。
無農薬、無添加の安心安全な食が自慢。
昔懐かしい、体に優しい料理です。
11:30開場ですが、1時間前に行くと、ずらっと長い列。
楽しみにしていた方もたくさんいらっしゃいました。
「おいしいわぁ」
「この味付けはどうしてんだべね?」
そんな会話が自然と生まれ、
知らない人同士が同じ料理を、同じ空間で、一緒に食べる。
食は不思議です。みんなが自然と笑顔になります。
郷土料理研究会のお母さんたちにとっても震災後初めてのこと。
お母さんたちは料理を作って、提供することも楽しみではありますが、
お母さんたち自身が、このように仲間たちと一緒に動くということが
なによりもうれしかったようです。
メンバーの被災した海のお母さんたちの言葉。
「震災で拠点も道具も全て流された。
活動したくても動けない。
そんなとき仲間である山のお母さんたちが私たちを支えてくれた。
この郷土料理研究会は、海のお母さんと山のお母さんがいてこその会。
このような場を作ることができたことに感謝します。」
地域外の支援はまだまだ必要です。
それと同時に釜石の人たち自身が立ち上がり、支えあう時期に入ってきていると思います。
柏崎
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