ロシア日記

~ペルミより愛を込めて~
日本語教師と雪のダローガと足跡

~サンクトペテルブルグ~
雪の上の足跡

ロシアの家事情

2013年04月02日 | 日記


 雪深い地に、団地のように同じ形をした建物が建っています。どの建物も真四角で日本のそれよりは大ぶりです。色は元は白だったのでしょうけど、今はどれもが薄汚れて灰色に見えます。ロシアは広大な土地があるものだから、日本だったら一棟と一棟の間にもう一棟は建てるのではないかというくらい、どの建物もやけに余裕をもって建てられています。どれもが5階建てみたいです。

 私の住居は、これらの建物群の一角にあります。エレベーターはありません。だいたい一棟の建物に3つの入口があり、丸い磁石のようなところに同じく丸い磁石のようなものがついた鍵をかざし、ピピピと音がしている間に建物の中へはいります。そこから5階まで階段を上がると3つあるドアの一番左が私の部屋です。
 
 ドアを開けるとすぐ左にバスルーム、全部で12畳はあろうかと思われる日本の一人暮らしではちょっと考えられないような広さの居間兼ベッドルーム、奥にキッチンがあり食事ができるスペースもあります。暖房完備なので、外は寒くても部屋の中は、日本の冬のように炬燵にうずくまるということはないです。
 
 部屋の窓から白樺の木が見えます。枯れ木に雪が積もり、それはそれは美しいです。
朝、ゴミを出しに向かう集積場までの道が、ちょっと遅めの朝日に照らされ、それが雪に反射しキラキラ光っています。綺麗だなあと思います。