どこ吹く風

旅のことを主に書く。

ベトナム

2010年01月13日 09時49分05秒 | ハノイ
 白い大きな角封筒が届いた、宛名は私である。
時たま香港から投資勧誘の郵便物が届くけど、それとは雰囲気が違う。封を切ると、晴れた雪山をバックにスキーヤーが雪煙を上げている写真と文字がある。
WIR FEIERN IN WEISS.WIE IMMER VON OKTOBER BIS MAI.
DIAVOLEZZAとかMUOTTAS MURAGLの文字があるのできっと観光案内だろう。
よく見ると相手の住所に St.Moritz と書いてある。思うにOKTOBERは10月だろう、するとMAIは5月、あとの単語は分からない。たぶんいよいよ真っ白な雪のシーズン到来、待っていますヨ~、ということでしょう。

 ムオタス・ムラーユには3回泊まった。其処から眺めるサンモリッツの湖と街並みが美しい。予約の電話を入れたら専用のケーブルカーに最優先で乗せてくれた、定員の2割程度の乗客しかいなかったけど。(笑)

 さてベトナムだが、近くて遠い国だと感じる。近い・遠いというのは物理的な距離ではなくて心の片隅に残っている”想い”のことです。ベトナムといえばアオザイ、フォー、ニョクマムなどを思い浮かべる。しかしなんと言うてもベトナムといえばやはりベトナム戦争をすぐ思い出す。

若い頃はベトナム戦争真っ最中でオキナワは兵站基地であり、B52戦略爆撃機の出撃基地であった。真っ黒な機体の上から主翼が両側に数十メートル張り出し、鮫の背びれを思わせる垂直尾翼が異様な感じで不気味だった。主翼に爆弾の格納室があるようで、たっぷり詰め込むと主翼の先端は地面垂れ下がって着いてしまう。それで翼の先端部に車輪が付いていて重量を支えていた。

異様な姿の怪鳥B52は毎日毎日三機編隊で数組カデナ基地からベトナム爆撃に向かったのである。そのB52が離陸に失敗し墜落炎上したのを契機に復帰運動とベトナム反戦運動は益々盛り上がり、我らが島ウチナーは揺れていた。
ある日デモに参加したとき機動隊員に警棒で頭を殴られて数針縫う怪我を負った。警棒が当たった瞬間フラ~ッとひっくり返り我に返ったとき仲間に抱えられていた。

 オキナワがニッポンに復帰し、ベトナムも解放されてはや30数年が経った。小さな島で”ベトナム人民と連帯するぞー!”と叫んだ者の一人して、ベトナムは他のアジアとは違う目で見ている。頭の傷跡だけでなく心にも何かが刻まれている感じがする。

 図らずもこの度格安ツアーでベトナムへ行くことになった。ベトナム戦争も昔話になってしまったとはいえ多少因縁のある地である。しかしベトナム戦争がどうのこうのという気は一切無い。旅は自嘲気味に旅を物見遊山としている。何処へ行こうとも市民生活を見たり聞いたりするより、風景・景観を主にして見て回わることにしている。英語もロクに話せない言葉の壁が大きな理由だ。市民の生活は自分の目で見て感じるだけでいい。
静かに景色を眺め、もし市民生活を垣間見ることができたらそれでヨシとします。

さてベトナムのことはまるで知らない、地名もハノイ、サイゴンも今ではホーチミンという程度。その外はディエンビエンフー、ケサン、ユエ・・これらは激戦地の場所か・・
出発までに時間があるので観光地を調べてみよう。

どこか公園か街角でホーおじさんの銅像を見つけて、頭の傷を撫でてもらおうかな。(笑)

初夢フェアー

2010年01月10日 14時04分21秒 | ハノイ
 HIS沖縄が初夢フェアと銘打って格安ツアーの募集があり、数ある案内の中でベトナムに気が引かれた。
「ハノイ&ハロン湾 5日間」 燃油込み 59.800円
となっていて、1/7(木) PM15:00 電話受付スタート!とある。

これは安いと思い申し込みは妻と娘に任せた。夕方話を聞いてみると、時間になったので5分ほど掛けつづけたけどなかなか繋がらず、ようやく繋がったときは時既に遅くキャンセル待ちとなったようだ。40名限定の格安ツアーだからしょうがない諦めるか。

 9日になってHISから連絡が入った、希望者多数の為増員する、但し費用は若干高くなるとの事。値上げして第二次募集を行なうのは前回のミステリーツアーを申し込んだ時に経験済みなので(その時は早朝から並んだので定員内に入った。)、心の片隅では又も・・・再募集があるのではとの気持ちは若干あった。
直ちに参加OKと答えたとは妻の弁。しかも本日中に手続して納金までするように言われたらしい。それで早速出かけて手続をしてきたのとのこと。

申し込みも、再募集の電話も妻が受け取ったので全て妻が済ませてきた、ご苦労さん。今回の増額は800円のみとのこと、安すぎる。ミステリーツアーの追加募集は3000円高くなり、ホテルのグレードが上がるという説明だった。今回のハノイは、当初申し込んだ人たちと何が違うのか。8
800円分の差って一体なんだろう、ベトナムではその差額が大きいのかナ?
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ハノイ&ハロン湾 5日間 日程

1日目 那覇(16:30)発 → (香港乗継) ハノイ(23:05)着
    着後、ホテルへ                   ハノイ泊 

2日目 終日・バッチャン村&世界遺産ハロン湾クルーズ
    (ベトナム陶器のふるさとバッチャム村観光、大小1000の奇岩が静かな水面
    に映える幻想的な風景) 船内にて新鮮なシーフードの昼食付き
    夜:ベトナム料理の夕食後、ナイトマーケット散策   ハロン泊
   
3日目 午前:ハロン湾よりハノイへ
    到着後:ハノイ市内観光
    (ホアンキムエ湖、ショッピング巡り) 途中ハノイ料理の昼食付き
    夜:フランス料理の夕食、と水上人形劇鑑賞へ     ハノイ泊

4日目 午前:ホテルをゆっくり出発
    ハノイ市内観光、途中ベトナム料理の昼食付き
    (ホーチミン廟、一柱寺、タイ湖など巡り
    夜:日本料理の夕食                 ハノイ泊

5日目 早朝:ホテルより空港へ
    ハノイ(08:00)発 → (香港乗継) 那覇(15:30)着