不登校問題を考える・子ども応援センターTomorrow 

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全国学力テストから考える

2021-09-08 12:14:07 | 雑感

8月31日、文科省は、2021年度「全国学力・学習状況調査(全国学力調査)」の結果を公表しました。

 コロナ禍は、人々の生活に多大な影響を及ぼしています。子どもの生活も例外ではありません。突然の全国一斉休校やオンライン学習、分散登校、更には学校行事も中止等、教育現場に混乱をもたらしました。

 にもかかわらず、「全国学力テスト」の平均正答率は、小学生国語64.9%、算数70.3%。中学生国語64.9%、数学57.5%でした。中学生の正答率の若干の落ち込みはあるものの、子どもの学力形成に大きな影響はありませんでした。

 コロナ禍がもたらした困難な状況の中でも、子どもたちはこれまでと同じくらいの学力を身に付けているということです。 

 だとすれば、今日のような詰め込み教育ではなく、子どもたちの主体性や自主性を大事にする教育が行われていたならば、コロナ禍であっても、やれオンラインだ、分散登校だ、補習だ、回復授業だ、というような混乱も起きなかったのではないでしょうか。

 これを機会に、教育の在り方の見直しが必要ではないだろうか。

 不登校の子どもを18万人も生み出す今日の学校教育の見直しにもつながれば、いいのだが。