昨日、金星探査機「あかつき」の軌道投入失敗についての原因調査の報告書が公開されました。
前回の報告書で、原因として熱流束過大、フィルムクーリング不良、スロート後方後燃え、不安定燃焼、インジェクタ噴射方向異常の5つが候補として挙げられ、そのうち熱流束過大は逆止弁CV-Fの閉塞が原因となりうると報告されていました。
今回の報告書では他の4つの候補についても分析が行われ、何れも逆止弁CV-Fの閉塞が原因として考えられるという結果に辿りついたということです。さらに燃料タンク圧力の低下の原因分析でも逆止弁CV-Fの閉塞が原因と考えられました。
現在分かっている異常のほとんどが、逆止弁CV-Fの閉塞で説明可能であり、その他の原因は考えにくいことから、どうやらCV-F閉塞が諸悪の根源のようです。
ただし、逆止弁CV-Fの閉塞によって、熱流束過大、フィルムクーリング不良、スロート後方後燃え、不安定燃焼、インジェクタ噴射方向異常の何れの事象が起こったのかは分かっていません。また、閉塞の原因分析も始まっていますが、多くの候補があがっていて絞り込めていません。更なる原因分析とそれぞれの可能性の検証が行われる予定です。
前回の報告書に基づいた解説を3部にわたって連載してきましたが、新たな報告書が公開されたので、改めてその内容をかいつまんでわかりやすく解説していきたいと思います。
前回の報告書で、原因として熱流束過大、フィルムクーリング不良、スロート後方後燃え、不安定燃焼、インジェクタ噴射方向異常の5つが候補として挙げられ、そのうち熱流束過大は逆止弁CV-Fの閉塞が原因となりうると報告されていました。
今回の報告書では他の4つの候補についても分析が行われ、何れも逆止弁CV-Fの閉塞が原因として考えられるという結果に辿りついたということです。さらに燃料タンク圧力の低下の原因分析でも逆止弁CV-Fの閉塞が原因と考えられました。
現在分かっている異常のほとんどが、逆止弁CV-Fの閉塞で説明可能であり、その他の原因は考えにくいことから、どうやらCV-F閉塞が諸悪の根源のようです。
ただし、逆止弁CV-Fの閉塞によって、熱流束過大、フィルムクーリング不良、スロート後方後燃え、不安定燃焼、インジェクタ噴射方向異常の何れの事象が起こったのかは分かっていません。また、閉塞の原因分析も始まっていますが、多くの候補があがっていて絞り込めていません。更なる原因分析とそれぞれの可能性の検証が行われる予定です。
前回の報告書に基づいた解説を3部にわたって連載してきましたが、新たな報告書が公開されたので、改めてその内容をかいつまんでわかりやすく解説していきたいと思います。
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