未曾有の大震災からまもなく8年を迎えようとしています。
この8年を振り返り、失うことの悲しみと痛みの中で、人の優しさや犠牲に触れ、
多くの人々との絆によって励まされ、支えられてきた時と言えるのでしょう。
私たちは一人ひとり弱い存在であり、
助け、励まし合う人がどれだけ必要で大切なのかを知ったのです。
昨日、新天皇のおことばの中で「国民に寄り添い、共に泣き、共に喜ぶ」天皇としての務めを果たして行きたいということを語られていました。
何かがあったとき、そこに誰かがいて、あなたの苦しみや痛みに自分のこととして泣き、また喜ぶ人が必要なのです。
そして私たち一人ひとりも、誰かに寄り添い、共に泣き、共に喜ぶことを実践できたら、
「豊かさ」「平和」「希望」「愛」に満ち溢れたものになって行けるのではないでしょうか。
この人間としての本質的事柄も忘れてはならないと思う。