この時期、チューリップやタンポポの花を見ていると元気が湧いてきます。
そして、あちこち咲いているタンポポを見ながら、金子みすゞの「星とたんぽぽ」
という詩を思い出していました。
「星とたんぽぽ」
青いお空の底ふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまで沈んでる、
昼のお星は眼にみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
散ってすがれたたんぽぽの、
瓦のすきに、だァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根は眼にみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
金子みすゞ
この詩もとても深いと思います。
「見えぬけれどもあるんだよ」それは見えぬもの。
例えば、絆、親子の絆、友との絆、お父さん、お母さんの愛、優しさ・・・等々、
人によって取り方が違うでしょうけど、それこそが大切なもの、みすゞはそれをこの詩に
表現したのではと思います。
先日の広島、私は日帰りでしたが、平戸と旭川の元同僚は広島の繁華街、流川につかってました(やはりな)
再会の日のランチを私がスパゲッティ屋に行こうと言うと、「おい岡山(私)、今はパスタというんじゃ」と平戸。
旭川は、「どっちでもええやん、腹が減った」、そんな話から、昔と呼び名が変わったものに話が飛んだ。
サッカーのロスタイム→アディショナルタイム、えもんかけ→ハンガー、ジーパン→デニム
みんな同世代、ランチはその話で盛り上がる。「見えぬけどあるんだよ」同僚との絆。
あとで平戸からラインで画像が送られてきた。いつまでも気持ち若く、時代についていこう!と書き添えられて。