昨日の夕方も、雷様のお出ましで夕立、土砂降りでした。今日はすっきりした晴れになる予報です。
今日の記事は、頂きものことと、中原中也の詩です。
飛騨に旅行に行かれたご近所さんより、「こも豆腐」をいただきました。
「出来たてお豆腐を簀の子で1本づつ巻き熱湯で茹で上げてると〝こもとうふ〟の特徴である無数の気泡ができ、
この気泡で味がしみやすく弾力のある食感を生み出す」とあります。
ずっと前、まだ20代の頃社内両行で飛騨に行った時、両親に土産で買って帰った記憶がありますが、
食べるのは初めてです。ご近所さんより伺ったととおり、山菜と炊き合わせましたが味が出汁の味がしみてて美味しいです。
その土地土地の郷土食ってまだまだ知らないものが沢山あるだろうなと思いました。
2023年2月、中原中也の「朝の歌」の全文の直筆原稿が見つかった。
「朝の歌」は1926年に初稿が書かれ、何度も書き直されて、34年刊行の詩集「山羊の歌」に収録された。
今回の原稿は29年に書かれたものとみられる。(読売新聞記事より)
朝の歌
天井に 朱(あか)きいろいで
戸の隙(すき)を 洩(も)れ入(い)る光、
鄙(ひな)びたる 軍楽(ぐんがく)の憶(おも)い
手にてなす なにごともなし。
小鳥らの うたはきこえず
空は今日 はなだ色らし、
倦(う)んじてし 人のこころを
諫(いさ)めする なにものもなし。
樹脂の香(か)に 朝は悩まし
うしないし さまざまのゆめ、
森竝(もりなみ)は 風に鳴るかな
ひろごりて たいらかの空、
土手づたい きえてゆくかな
うつくしき さまざまの夢。